【閲覧注意】子どもの目の前で生きたまま犬を焼く“犬肉店”店主に猛批判「同じ方法で殺してやりたい」
#中国 #犬食 #海外ニュース
東南アジアや中国、韓国などの一部の地域で現在も続く犬食文化に、国際的批判が高まっている。しかし、中国の犬肉愛好家たちは、そうしたバッシングに対して、逆に意固地になっているかのようだ。
11月半ば、ネット上で凄惨な動画が拡散された。そこには、飲食店の玄関の前で、男性が生きている犬を焼き殺す様子が映っていたのだ。男性がバーナーから噴射される炎を犬に当てると、犬は必死にほえて抵抗するも、間もなく息絶え、その後には、鍋で犬を煮込む様子も映っている。
「星島日報」(11月17日付)によると、動画が撮影されたのは湖南省で、犬を焼き殺している男性は、動画に映っている飲食店の店長だという。犬の絶叫を耳にした近所の住民が現場に駆け付けたが、男性は犬が動かなくなるまで焼くことをやめなかったという。
湖南省周辺では各地で犬食文化が根強く残っており、お隣・広西チワン族自治区の玉林市では毎年6月に「ライチ・犬肉祭り」なるイベントが開催されているほどだ。
ただ、最近では中国国内でも、犬食文化を野蛮ととらえる風潮が高まっている。動画に対し、ネット上でも「この男を犬と同じ方法で殺してやりたい。こんなレストランなくなればいいのに」「近くに子どももいるのに平然と焼き殺すなんて、こいつは精神が異常だ」など、批判の声が多く寄せられている。
それでも一部の愛好家が犬食を諦めない理由について、ある迷信の存在を指摘するのは、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏だ。
「中国では古来より、犬肉は肝臓の病気に効果があるといわれており、犬肉を食べる人が後を絶たない。もちろん、科学的根拠はなく、まったくの迷信です。今月7日、南京市で飼い犬が相次いで盗まれる事件が発生しましたが、逮捕された犯人の男は、自身に肝臓の病気があり、『犬の肉を食べて治そうと思った』と供述しています。また、8日にも広西チワン族自治区で犬が相次いで盗まれる事件が発生し、逮捕された男2人は健康のために犬肉を食べようと思ったと供述しています」
犬食は文化だとしても、わざわざ余計な苦痛を与える方法で犬を殺すのは、動物虐待以外のなにものでもないだろう。
(文=青山大樹)
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