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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 月9『民衆の敵』6.5%最低

これが「文化庁芸術祭参加作品」って……大丈夫!? フジ篠原涼子『民衆の敵』6.5%自己最低

■一生のデートシーンにキュン

 はい、なんだかあっさり、市長にまで上り詰めてしまいました。このペースだと、最終回は総理大臣になってるかもしれませんね。

 それはさておき、河原田の私設秘書の望月(細田善彦)が身投げしてからというもの、ミステリー要素が強まっている同作ですが、いよいよ政治の暗部にスポットを当てた本題らしきパートに突入しました。最初の“普通の主婦が市議になっちゃう、痛快市政エンタテインメント!”という軽薄な煽りはいずこへ……。確かに、一話完結でなくなった分、先の展開が気になりますが、智子が家庭と仕事の両立でバタバタしていた第2話あたりが好きだった筆者的には、ちょっと残念……。

 なお、同作は「平成29年度文化庁芸術祭参加作品」。「文化庁芸術祭」執行委員会が芸術祭にふさわしいものと判断した作品なんだそうです。いいんですかね? 裏金が原因で秘書が身投げしたり、中卒の市議が悪い政治家に操られたりしてるドラマを、国が「芸術的だ」って認めちゃって。それとも、こんな闇展開になるとは知らされていなかったのか……?

 あと、今さらこんなこと言ったところアレですが、今となっては政治家・藤堂とデリヘル嬢のラブストーリーのほうが、確実に数字は取れていたでしょうね。だって、パリッとしたスーツでキメた一生と、洗いざらしの長袖Tシャツを雑に着た無造作ヘアの一生を両方見せつけられたら、女性なら誰だってジュワッとしちゃいますって。

 そんなわけで、見ていて胸が苦しくなるような展開が続いている『民衆の敵』。今後の視聴率も心配しつつ、次回を待ちたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

最終更新:2017/11/28 16:00
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