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日刊サイゾー トップ > 海外  > iPhone X工場の超絶ブラック体質

インターン学生に「1日11時間」の強制労働! 12人が自殺した『iPhone X』工場の“超絶ブラック”体質

 今回の報道を受け、フォックスコンとアップルは、どちらも是正すると約束したが、強制労働については否定。またアップルは11時間労働について「学生たちが自発的に勤務した」と、米メディアの取材に対して回答し、あまりに“他人事”な態度に批判の声が上がり始めた。

 

2010年にフォックスコンの工員の自殺が相次いだ(抗議する男性)

「2010年にフォックスコンの工場で働く工員たちの自殺が相次ぎ、その数は12人にも上りました。当時、iPhoneが世界的に人気となる中、アップルの無理な要求に応えるべく、工員に超ブラックな労働環境を強いていたからです。その後、世界中から非難を浴びた結果、労働環境はずいぶん改善されました。しかし今、中国では人件費も上がり、工員のなり手も不足している。そこで、インターン学生を大量に集めて働かせるという新たな手法を生み出したのでしょう。大学側は今回の件で『強制はない』と否定していますが、まとまった数の工員を送り込む現地のブローカーと学校関係者が結託して、このような行為が常態化していたとみられます」(深セン在住の日系工場オーナー)

 フォックスコンといえば、親会社はシャープを買収した鴻海精密工業だ。買収後、シャープの業績は改善したといわれるが、違法行為をものともしない経営姿勢がある限り、日本人は受け入れることはできないだろう。
(取材・文/棟方笙子)

最終更新:2017/11/23 18:00
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