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日刊サイゾー トップ > 社会  > てるみくらぶの裏に“新興宗教”?

「警察に詳しく捜査してほしい……」経営破たんの激安ツアー会社「てるみくらぶ」の裏に“新興宗教”の影も?

 ただ、一部の債権者からは集会で「宗教につぎ込んだんだろ!」という罵声もあったという。山田容疑者は創業者ともども、都内の新興宗教に入れ込んでいたというウワサがあるからだ。

 同社の元社員からも「社内にその教団の祭壇があって、社長らが社内に教団関係者と見られる人々をよく招き入れていた」という話が聞かれる。

「その団体は神仏習合の、いかにも新興宗教って感じで、霊感商法のようなことをやっているとは聞きましたが、あまり有名ではないので、何をやっているのかハッキリしない感じでした。それで社内では、宗教法人を利用した脱税をしているのでは? というウワサもあったんですが、社長にベッタリだった役員のひとりが本気で信仰していて『ボーナスを全部丸々寄付した』と自慢げに言っていたこともありました。ウワサでは、その団体の運営は赤字で、寄付金を隠れ蓑にして隠し財産を作っていたんじゃないかって」(同)

 現時点では決算書から、その宗教団体に金が流れたという部分は見てとれないようだが、今後、何が出てきても不思議ではない。それだけに債権者からは「警察に詳しく捜査してほしい」という声も上がっている。

 破産に至るまでの動きが用意周到だったように見えるところもあり、取引先と金融機関への実害は少なく、債権者の大半は個人客。その被害感情は切実だ。

 もしも破綻と宗教団体の関わりが出てくれば、またひと悶着ありそうだが、いずれにせよ、この有り様では山田容疑者が信奉した宗教のご利益はなかったようだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2017/11/11 18:00
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