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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

酒井法子、中国・台湾人気爆発の裏事情……中華圏進出を後押しするSNS「微博」の存在

酒井法子香港コンサート チケット販売サイトより

 覚せい剤事件の有罪判決を受け、執行猶予明けの2012年に復帰した女優の酒井法子。復帰から5年が経過するも、いまだ本格的な活動が軌道に乗らない酒井だが、中国のある大物芸能ブローカーの後押しにより、来年1月20日に香港でコンサートを開催することが関係者への取材で明らかになった。その人物とは、中国圏最大のソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」の日本法人の代表を務める周帆氏だという。

「周代表が『来年は、酒井の中国進出に本腰を入れる』と言ってますからね。中国での大ブレークが予想されますよ」

 酒井は09年8月に当時夫だったT氏とともに、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕、有罪判決を受けた。執行猶予が明けた12年11月に女優復帰したものの、逮捕状が出た際の逃亡劇、暴力団関係者である実弟の脅迫の疑いによる逮捕、前夫T氏の危険ドラッグ使用による再逮捕などが重なり、すっかりダーティーな印象がついてしまった。さらには、芸能人のドラッグ使用による逮捕の報道のたびに引き合いに出されてしまうため、そのイメージの回復は難しく、復帰後の活動も思うように進まない状況だ。

 そんな酒井だが、中国ではいまだに根強い人気を持つ。中でも香港では、00年の秋に単独ライブを開催しており、復帰後の14年には同国の音楽祭『香港アジアン-ポップ・ミュージック・フェスティバル』にゲスト出演したことで、“モンスター級美魔女”として再ブレークしている。

 その香港での“酒井人気”を仕掛けた人物こそが、周氏だという。周氏は執行猶予中の酒井が中国・北京での麻薬撲滅キャンペーンの“禁毒大使”に任命された際の仕掛け人であり、以来、中国圏における仕事をサポートしている。日本で開催された酒井のディナ―ショーのチケットが、中国人や台湾人のファンに“爆買い”されたのも、周氏が代表を務める「微博」の大々的なプロモーションによるものであった。

 周氏は中国本土でも酒井を復帰させようと試みたが、ドラッグのイメージが強すぎて、仕事は決まらなかったという。そこでネットを活用し、香港で“酒井人気”を仕掛けたところ、大成功。結果、コンサートが開催されることとなった。

 さらには、所属事務所であった吉本興業とのトラブルを抱えている元NMB48・渡辺美優紀の復帰にも周氏が一役買っているという。吉本との“2年間の芸能活動禁止”という契約を無視して北京入りさせ、中国のファンとの交流会を開催、中国在住の横井裕日本大使に“日中友好親善キャンペーンガール”に指名させるなど、事実上の“中国進出”を成功させた。

 来年には1月の香港でのコンサートを皮切りに、本格的に酒井の“中国進出”に乗り出すという。「微博」の強力なバックアップのもと、“遅咲き”の活躍が期待できそうだ。
(文=本多圭)

最終更新:2017/11/10 12:00
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