卒業ライブの美談にもイチャモンが……“醜聞なし”でも報われない渡辺麻友のAKB48人生
#アイドル #AKB48 #渡辺麻友
AKB48の渡辺麻友の卒業コンサートが10月31日にさいたまスーパーアリーナで行われた。1万7,000人のファンを前に感動のパフォーマンスを届けた渡辺だったが、世間からの注目度はいまひとつだった。
「知名度の高いメンバーたちが軒並み卒業してしまったことで、AKB48がなかなかメディアに取り上げてもらえなくなったのは事実。卒業コンサートもしょっちゅうあるので、マスコミも完全におなかいっぱいです」(マスコミ関係者)
そんな中、今回のコンサートでは、急死した渡辺麻友のファンに対して、最前列の特別席が用意されたことが、多くのメディアに報じられている。
「この席は亡くなったファンの家族や友人などが用意したものではなく、AKB48の運営が用意したもの。いうなれば、病に倒れて卒業コンサートを見ることができなかったファンに対する“神対応”ということです。遺族の方もものすごく感謝していて、本当に素晴らしいことだと思いますが、残念ながら一部には『ファンの死までをも話題作りに利用するのか』なんていうイチャモンをつける人もいるようです。渡辺としても心が痛いでしょうね」(同)
善意で行った“神対応”が批判されるとは、なんとも悲しい事態──。渡辺麻友のAKB48人生は、そんな報われない出来事の連続だった。AKB48に詳しいフリーライターは、こう話す。
「グループからの卒業を発表したのは今年の選抜総選挙開票イベントでしたが、この時NMB48の須藤凜々花が“結婚宣言”をして大炎上。渡辺の卒業発表は陰に隠れる形となってしまいました。そもそも渡辺は第1回の総選挙から9年連続でベスト5入りという唯一のメンバーなのに、スキャンダルをネタにのし上がった指原莉乃に押しやられている。これはちょっとかわいそうですね」
渡辺麻友が総選挙で1位を獲得したのは2014年のみ。しかし、この年の開票イベントは、映像商品化されていないのだ。
「総選挙で優勝したことがあるメンバーは、前田敦子、大島優子、指原莉乃、渡辺麻友の4人のみ。渡辺はプロダクション尾木の所属で、ほかの3人は太田プロダクション所属です。もともと秋元康と太田プロとの関係性が強いということもあって、“まゆゆは尾木だからソフト化できない”なんていう説もあります。それが事実かどうかは不明ですが、少なくとも太田プロと尾木プロとの派閥争い的なものに巻き込まれている感は否めないですね」(同)
そんな14年の総選挙開票イベントの模様は、12月27日に発売される渡辺麻友の卒業コンサートのライブDVD・Blu-rayの初回限定盤の付録として初めてパッケージされることが決定。どうにか“総選挙の黒歴史”となることは回避された。
「AKB48の人気メンバーといえば、ほとんどが何らかのスキャンダルを起こしています。でも、渡辺のスキャンダルといえば、Twitterのプライベートアカウントが流出したくらいで、しかも特に男関係の内容などはまったくなかったという潔白ぶり。にもかかわらず、スキャンダルだらけの指原など、ほかのメンバーたちの陰に隠れてしまうのは本当にふびんだと思いますね」
真面目にアイドルとして頑張ってきたからといって、必ずしも報われたわけではなかったAKB48での渡辺麻友。卒業後こそは、正当に評価されてほしいものだ。
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