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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ホリプロTSCに業界内から疑問の声

ホリプロタレントスカウトキャラバン“ポストりゅうちぇる”優勝に業界から「理解に苦しむ」求められているのは正統派女優では……

ホリプロオフィシャルサイトより

 ホリプロが主催するオーディション『第42回ホリプロタレントスカウトキャラバン』の決勝大会が10月29日に開催。応募総数3万6,504人の中から、沖縄県出身の男性・定岡遊歩(21)がグランプリを獲得した。

 これまで、深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみ、小島瑠璃子らを輩出してきた同オーディション。今回は「気になるあの子」をテーマとし、20年ぶりに男性も募集対象となった。

 グランプリとなった定岡遊歩は、個性的なファッションが目を引く沖縄男児。最終オーディションではピンク・レディーの『UFO』を踊るなど、路線的にはバラエティー向きだ。また、現在はコスメショップに勤務するなど、フェミニンな感覚も持ち合わせており、沖縄出身ということも含めて、りゅうちぇるに似ているとの声も多い。

 いわば“ポストりゅうちぇる”といえる定岡だが、業界内での反応はイマイチだ。テレビ局関係者は話す。

「りゅうちぇるのフォロワーは何人も出てきましたが、いずれも大ブレークには程遠い状態。たとえホリプロタレントスカウトキャラバンのグランプリとはいえ、りゅうちぇる系のキャラでバラエティーに出てきたところで、新鮮味にも欠けるし、正直微妙ですね。需要のピークはとうに過ぎている“ポストりゅうちぇる”をわざわざグランプリに選ぶとは理解に苦しみます」

 では、一体どういうタイプのキャラクターがグランプリに輝いていれば、業界関係者は喜んだのだろうか?

「やはり、主演を張れるような正統派女優が求められています。映画でもドラマでも、主演女優ありきの企画がほとんどですからね。バラエティー番組は、基本的に1回の放送で完結してしまうものですが、ドラマや映画はソフト化や続編という形で、ヒットすれば雪だるま式に売り上げが増えていく。そういうドル箱企画を生み出せるような女優こそを、業界は欲しているんです。どうしても男性のグランプリがよかったというのであれば、正統派のイケメン俳優になりそうな人材が好ましかった。今、ホリプロには竹内涼真という旬のイケメン俳優がいるんだから、その竹内とセットにして売り出せばよかったのに……」(前出関係者)

 テレビ業界的には微妙だという定岡だが、今後バラエティー番組には多数出演しそうだという。

「ホリプロが制作に関わっているバラエティー番組は少なくないですからね。すでに『アッコにおまかせ!』(TBS系)には出演しましたし、今後はさまぁ~ずなどがメインを張る番組には当然のごとく出てくるでしょう。そこで結果を出せれば、それ以外の番組にもブッキングされると思います。ただ、“ポストりゅうちぇる”という打ち出し方だとそれだけで業界内評価は下がってしまう。計画的にキャラ設定をしないと、売れずに消えてしまうと思います」(別のテレビ局関係者)

 定岡の厳しい戦いは、これから始まる。

最終更新:2017/11/08 12:00
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