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週刊誌スクープ大賞

またまた立憲民主党議員に強制わいせつ疑惑!「タクシーの中で、無言でズボンのチャックを下ろし……」

 今週の第1位は、選挙で大勝した自民党が、消費税増税前に進めている「大増税」にメスを入れたポストの記事に上げたい。

 今度の選挙で、当分、選挙はない。ポストによると、来年の18年は、大型選挙のない「空白の1年」になるという。

 選挙の心配がなければと、財務省がやろうとしているのが「所得税改革」だ。

 なぜなら、2年後に消費税を10%に値上げすると、所得税を増税するとはいい出しずらくなるからだ。

 所得税増税のターゲットはいつもサラリーマンである。まずは「給与所得控除」の廃止・縮小が盛り込まれるという。

 現在、年収632万円の会社員には約180万円の給与所得控除が認められている。だが財務省は、本当の必要経費は「年間約25万円」と試算しているというのである。

 こうなると、ワイシャツ1枚、1,000円床屋さえ、年に何回しか行けないことになる。

 しかも180万円の所得控除が25万にまで縮小されると、所得税・住民税の合計額が一挙に約45万円増えるという。

 財務省はこうすれば、所得税の税率を1%も上げずに、控除額を縮小させるだけで税金が増える、打ち出の小づちなのだ。

 当然、年金生活者の懐からも奪っていく。年金収入には120万円の「公的年金等控除」が認められ、夫婦2人なら年収208万円以下は実質的に非課税になっている。

 これが廃止されると、月額15万円の年金を受給している高齢者は、所得税・住民税が年間18万円にアップするそうだ。

 高齢者抹殺計画と呼んでもよかろう。そのほかにも、日本から外国に行く旅行者から1人1,000円を徴収する「出国税」や、住民税に数百円を上乗せする「森林環境税」、電子たばこへの課税なども考えている。

 現在は40歳から払う介護保険料を20歳以上からとることも検討しているそうだ。その上、消費税が上がれば便乗値上げが必ずある。

 安倍政権に投票した物好きな有権者も、彼に白紙委任した覚えはないはずだ。

 トランプ米大統領の長女、大統領補佐官のイバンカ(36)に、彼女が立ち上げた基金「女性起業家資金イニシアチブ」へ、安倍首相は気前よく5,000万ドル(約57億円)を出すことを表明した。

 誰のカネだと思っているのだ。そのカネを恵まれない家庭に配ったほうがよほど役に立つ。

 外遊しては、その国へ大金を寄付する安倍に、もっと日本人は怒りをぶつけるべきだ。

 無駄な総選挙に600億円、トランプの来日に使われた莫大な警備費。一日借り切ったゴルフ場への支払い。

 安倍政権は無駄の塊である。こんな政権はいらない。つくづくトランプ来日のバカ騒ぎを見ていて、そう思う。

【巻末付録】

 今週も見るべきものは少ない。ポストは、PRESTIGEというAVメーカーの「超絶美女列伝」。袋とじはAmazonなどがやっている電子書籍販売サイトからダウンロードできるデジタル写真集「解禁グラビア写真集の興奮」。「インスタで尻を見せたがる女たち」

 現代は、「アジアで人気の『たわわ娘』篠崎愛」。「鈴木心春 22歳の『恥ずかしい無毛ヌード』」。袋とじは、またまた出ました!「ピーター・リンドバーグ 世界的巨匠が撮り下ろした完全未公開ヘアヌード 石田えり」。56歳のえりが講談社から出す(12月16日発売)写真集から選んだものだ。

 私が彼女の写真集を手掛けたのはたしか1992年だった。あれから四半世紀以上が経つ。懐かしいが、あの時のような大ベストセラーになることはないだろう。

 NHKの『ニュースウオッチ9』で、えりのインタビューをやっていた。「いくつになっても挑戦したい」との言やよし。

 これでいけば、80歳、90歳のヘアヌード写真集が出るかもしれない。見たくはないけどね。

 今週は、熱意の感じられないポストを石田えりの熱い思いが圧倒した。現代の勝ち!
(文=元木昌彦)

最終更新:2017/11/13 18:53
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