またまた立憲民主党議員に強制わいせつ疑惑!「タクシーの中で、無言でズボンのチャックを下ろし……」
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
さて、小泉進次郎の軽減税率発言が波紋を呼んでいる。
総選挙中にも「軽減税率を見直せ。特におかしいのは新聞だ。新聞社は社説で消費税増税を求めているのに、自分たちは負担しない。ぜんぜん筋が通らない」といっているが、その新聞はほとんどこの発言を取り上げないか沈黙したままである。
電気やガス、水道が軽減税率を適用されないのに、なぜ新聞は、適用されるのか。
こうした当然の疑問に答えようとしない新聞は、社会の木鐸などという資格はない。
現代によれば、これは読売新聞のナベツネがごり押ししたのはよく知られているが、これを主導したのは公明党だったという。
聖教新聞や公明新聞を持つ支持母体の創価学会が強力に反対し、そこをナベツネが利用したというのである。
法政大学の小黒一正教授によると、871万部を公称する新聞社で、消費税が2%軽減されれば、月ぎめ購読料金で計算すれば、ざっと月に7億円、年間84億円が浮くことになるそうだ。
こんなことをやっているから、新聞社は権力と本気で対峙しようと思う記者がいても、逆らえなくなるのだ。
自分の所の利益だけを考え、読者を蔑ろにするから、新聞は「建前反権力、本音は親権力」だといわれてしまうのである。
ナベツネの罪は大きいといわざるを得ないが、それに追随する他の新聞社も同罪である。
アサヒ芸能に、小池の「排除発言」を引き出したジャーナリストの横田一が寄稿している。そこで横田は、「小池氏が排除発言を白紙撤回する猶予は、立憲民主党が結成されるまでの3日間あった」といっている。
「その間にリベラル派を受け入れる寛容さを見せていれば、まったく違う結果が待っていただろう。『排除されない』と議員の前で話した前原氏よりも小池氏のほうが『正直』だった。その反面、『私が排除を言う分には許される』と、小池氏は自分の人気を過信した」としている。
安倍首相の4度目の首相就任会見をテレビで聞いていて、その内容のなさに愕然とした。お前は国民をバカにしているのかと、テレビに向かって吠えた。
そんなたわ言をハイそうですかと聞き、突っ込んだ質問もできない官邸の記者たちに怒りが湧くどころか、哀れとさえ思えた。
菅官房長官への厳しい突っ込みで一躍有名になった東京新聞の望月衣塑子記者の『新聞記者』(角川新書)を読んだ。
内容は新聞記者の取材合戦の秘話よりも、彼女の人生を振り返っている部分が多いが、面白いところが2カ所あるので紹介しよう。
望月の某スクープが大きな広がりを見せたが、ある大臣から訴えられ、東京地検に事情聴取される。完黙したこともあり、会社側は不起訴になるのだが、会社は彼女を整理部へ異動させてしまう。
その時、テレビや他の新聞がうちに来ないかと声をかけてくる。中でも読売新聞が高く評価してくれたので、心が傾き、父親に「背中を押してほしいと思い」会って、そのことを話す。
彼女の父親は業界紙の記者だったが、ジャーナリストとして一本筋が通った人だったようだ。その父親が「お父さん、読売だけは嫌なんだよ」と娘に、切なそうに訴えたという。私の父親も読売だった。読売に入るという選択肢もあったが、講談社を選んだ。いまでもその選択は間違っていなかったと思っている。
菅への質問で注目を浴びた望月だが、その報復は、手を上げている彼女を指名しないことだった。だが、それ以外にも驚くべきことがあった。
「8月下旬、菅長官側は幹事社を通じて菅番の担当記者に、会見時間を短縮したいとの趣旨を打診してきたという。番記者側は『時間制限はできない』と突っぱね、要求は呑んでいないというが、『あと〇人』『あと〇問』と官邸の広報官が質問を打ち切っているのを認めているのが現状だ。
これは、メディアの自殺行為ではないか」
呆然として涙があふれそうになったと書いている。
この記述に私は呆然とした。まだそんなことをいっているのか。記者クラブが言論を歪め、国民の目から政府の不都合な真実を隠しているのは自明の理ではないか。
甘いといっては失礼だが、それだからこそ、望月の菅に対する執拗な質問が多くの国民に支持されたのではないか。
今や記者クラブを含めた記者たちは、権力にたてつくのではなく、権力側の番犬に成り下がっている。これは常識であろう。
泣いている場合ではない。東京新聞というローカルな新聞だからこそできることがある。安倍首相も嫌々ながら国会の延長を認めた。森友・加計学園問題追及は野党だけに任せてはおけない。
社会部の精鋭をこの時期だけ政治部に移し、菅官房長官の会見でとことん質問させるのだ。菅が顔を歪め、もうまいったというまで追及するのだ。そうすれば世論が味方に付き、他紙もやむを得ず追随せざるを得なくなる。
安倍政権は水漏れ状態だ。ちょっとでも穴が広がれば崩壊する。そうやって新聞記者たちは、権力に対する番犬としての矜持をとり戻せ。そう彼女にいいたい。
文春は先週、立憲民主党で初当選した青山雅幸議員のセクハラ疑惑を報じ、福山幹事長が青山の党員資格停止処分を発表した。
だが政治部記者にいわせると、枝野代表と大学のサークルが一緒だった「お友だち」だから、年明けの通常国会では会派に入れるといわれているそうである。
今回、文春砲に疑惑を追及されたのは、東大法学部卒で議員秘書、都議を経て民主党から出馬し初当選、現在当選3回の初鹿明博議員(48)。
私生活では自ら「宝物」といっている妻と3人の子どもがいる。だが、女性にはだらしないようで、昨年12月には新潮で「不倫未遂」を報じられている。
舞台女優と個室で食事をした際、女性の胸を触り、自分もズボンを脱ぎ始めた。歌舞伎町のラブホへ連れ込もうとして失敗したという。
今回は「性暴力事件」だというから穏やかでない。被害者は佐藤陽子(仮名)で、初鹿の支援者の一人だった。
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