吉岡里帆が来年1月期のTBS系『きみが心に棲みついた』で連ドラ初主演も、“実質的な主役”は向井理か!?
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ブレーク中の若手女優・吉岡里帆が来年1月期のTBS系『きみが心に棲みついた』(火曜午後10時~)で、連ドラ初主演を果たすことがわかったが、“実質的な主役”は向井理になりそうな気配だ。
吉岡は、波瑠がヒロインを務めたNHK連続ドラマ小説『あさが来た』(2015年後期)で脚光を浴び、16年4月期から、『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)、『死弊-DEATH CASH-』(TBS系)、『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(フジテレビ系)、『カルテット』(TBS系)と、4クール連続で連ドラに出演。広告界でも注目を集め、「ゼクシィ」「JXエネルギー」「第一三共ヘルスケア」「UR都市機構」「日清食品 どん兵衛」などのCMに立て続けに起用され、一気にブレークした。
7月期には『ごめん、愛してる』(TBS系)で初ヒロインを務め、ランクアップを果たしたが、正直、まだプライム帯の連ドラ主演には時期尚早な感が強い。その点はTBSも織り込み済みなのだろう。主演・吉岡でフレッシュ感を出しながら、その相手役となる向井が“下支え”することになりそうだ。
『きみが心に棲みついた』の原作は、ヤングレディース漫画誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)で連載中の天堂きりん氏による同名漫画シリーズ。主人公で下着メーカーの材料課勤務のOL・小川今日子(吉岡)は、自己評価、自己肯定感が極端に低く、オドオドした性格で挙動不審。その今日子が、2人の対照的な魅力を持つ男性の間で、心が揺れ動く様を描いた三角関係ラブストーリーだ。
相手役となる2人の男のひとりは、出版社の漫画誌編集者の吉崎幸次郎(桐谷健太)で、誰に対しても遠慮なく厳しい言葉を投げかけるが、その裏には優しさ、誠実さがあふれる“いい男”。今日子は、そんな吉崎が自分を変えてくれるのではないかと、強く惹かれ恋愛に発展する。
もうひとりは、大学時代の先輩・星名漣(向井)で、自信の持てなかった今日子を初めて受け入れてくれた男。自分だけを信頼し離れられなくなっていた今日子に、度を越えた冷酷な命令を下していた。いったんは距離を置いたが、星名が勤める商社が、今日子の下着メーカーを買収したため、上司として現れ再会。星名に強く依存していた過去の感情が蘇ってしまう。吉崎との恋愛で前向きな自分に変わろうとする今日子だが、引き戻そうとする星名の“魔の手”にあらがえず、三角関係の構図となる。
脚本は、『働きマン』『学校のカイダン』(日本テレビ系)、現在放送中のNHK朝ドラ『わろてんか』などを手掛けた吉田智子氏と、『ドS刑事』(同)、『豆腐プロレス』(テレビ朝日系)、『あいの結婚相談所』(同)などの徳尾浩司氏が2人体制で担当する。
今クールのTBS系「火10」ドラマ『監獄のお姫さま』(小泉今日子主演)は、視聴率1ケタ台が続き、苦戦をしいられているが、最近では、昨年10月期『逃げるは恥だが役に立つ』(新垣結衣主演)、4月期『あなたのことはそれほど』(波瑠主演)といったヒット作を生んだ。前クールの『カンナさーん!』(渡辺直美主演)も平均10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2ケタ台をマークしており、“注目ドラマ枠”に躍進した。当然、次期作『きみが心に棲みついた』も、2ケタ台が期待されるが、果たして吉岡の主演で数字が取れるのだろうか?
「ネームバリューの面でも、人気の面でも、吉岡の主演で高視聴率を挙げるのは、まだ厳しいでしょう。そこはTBSも百も承知。国仲涼子との結婚で、女性人気が急降下したとはいえ、連ドラ経験も豊富な向井を準主役で起用することでカバーしようという魂胆でしょうね。向井は昨年7月期、同局の『神の舌を持つ男』で主演したものの大爆死。その後、WOWOWドラマ『アキラとあきら』で主演、テレビ朝日系『やすらぎの郷』への出演はありましたが、地上波プライム帯の連ドラオファーはパッタリ止まっていました。若手が主演のドラマに脇役で出演するのは、プライドも許さないでしょうが、もはや背に腹は代えられない状況なのでは?」(テレビ誌関係者)
深夜枠ならともかく、誰がどう見ても時期尚早にしか見えない吉岡のプライム帯での主演。向井を始め、ほかの脇役陣の奮闘ぶりにかかっているといってもよさそうだ。
(文=田中七男)
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