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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 異色肌ギャルの“素顔”に迫る!
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「ウチらが一番カワイイし」話題の『異色肌ギャル』をプロデュースするmiyakoの“素顔”に突撃インタビュー!

「ウチらが一番カワイイし」話題の『異色肌ギャル』をプロデュースするmiyakoの素顔に突撃インタビュー!の画像4異色肌のときとは、ちょっと表情が違うように見える

──異色肌のメイクは何でするんですか?

miyako 舞台役者とかピエロとかが使うドーランですね。三善(みつよし)というメーカーを使っています。一回のメイクで2時間以上かかるし、やっぱり一回異色肌になるだけでも、すごく体力を使うので、短期間に依頼が重なると、何回も塗っては落としてってなるので、ものすごく大変ですね。塗ってしまうと、ものに触れないとか、着替えもできないとか、そういうのがすごくストレスで。

──なるほど、異色肌になるのも楽じゃないんですね。他のメンバーはメイクや髪型がバラバラなんだけど、グループとしての統一感を感じます。人数が増えると、やっぱりパワーアップしますね。このヴィジュアルは自分たちで考えるんですか?

miyako メンバーがそれぞれ自分で考えますね。ただ、やっぱりなるべくハデにしようとか、色がかぶらないようにしなきゃとかは、こっちで気を付けています。

──そこはプロデューサーの手腕ですね。

miyako ちょっとは、かな。

──この異色肌ギャルには設定とかあるんですか? 宇宙から来たとか、特殊能力で変身しているとか。

miyako 自分のキャラに近いかな。何か架空の存在になりきるというよりは、自分の延長線上にあるキャラクターです。名前もキャラ名とかがあるわけではなく、普段の自分の名前ですね。

──miyakoさん以外のメンバーは、どんな人がいるんですか?

miyako ラブドールと暮らすグラドル、ぽっちゃりアイドル、ストリッパー、漫画家、イベント制作、主婦といろいろですね。全部で10人くらいかな。こんな活動をしているけど、実はオタクでおとなしいメンバーばっかりです。異色肌は自己解放みたいなところが結構あって、あの派手なメイクをすることで、普段の弱い自分からの開放がそこにある。変身すると弱いヒロインが強い魔法少女になるみたいな。でも中には普段から異色肌みたいな子もいるかな。

──なるほど。確かにもともとが強そうな方が混ざってますね。あ、良い意味でですよ。

「ウチらが一番カワイイし」話題の『異色肌ギャル』をプロデュースするmiyakoの素顔に突撃インタビュー!の画像6本日集まった異色肌ギャル達の貴重なメイク前の姿。

──外観を変えると、内面も変わります?

miyako かわいいなー、自分! ってみんなテンションが上がります。その変身が大変なんですけど。

──ちょっと特殊かもしれませんが、理想の自分になるためのメイクなんでしょうね。

「ウチらが一番カワイイし」話題の『異色肌ギャル』をプロデュースするmiyakoの素顔に突撃インタビュー!の画像7イベントでの異色肌ギャル。誰がどれになったかわかりますか?※左の黒肌ギャルだけメイク前は写ってません(写真提供:海老式

──「ウチらが一番カワイイし」という印象的なフレーズとつながってきましたね。

miyako あのツイートをするとき、何かギャルっぽい強い言葉を考えようと思って、ふと思いついたフレーズです。今はみんなの合言葉になっていますね。自己肯定のフレーズ。オタクって基本的に自己肯定力が低いので。

──かわいいとか、きれいだねとか、人に思われるためにやっているのとは、ちょっと違う感じですね。

miyako あわよくば、かわいいって思われたいというのはありますよ。でも、自分で自分がかわいい! と思いたい方が強いです。みんなが自己肯定をできる瞬間が、異色肌になっている瞬間なのかなって思います。

「ウチらが一番カワイイし」話題の『異色肌ギャル』をプロデュースするmiyakoの素顔に突撃インタビュー!の画像8自己肯定、最高!(写真提供:海老式

──今後の活動はどんなことを予定しているのでしょう。

miyako また新たに作品撮りをしたりとか、もっとボーダレス的な活動に参加したりとか、みんなを楽しませていけるようなことができたらなーって思っています。自己肯定力をみんなでもっと上げていくスタイルで。ハロウィンが近いので、みんなにも異色肌を試してほしいな。ただ、企業が商用でのパロディはやらないでいただいて……。

sDSC_1738.jpgハロウィンイベントでのステージパフォーマンス(写真提供:@lmskii

 miyakoさんが異色肌ギャルになったのは、ただ目立ちたいからというわけではなく、なりたい自分を積み重ねた結果なのだろう。ちょっと自信を持った状態の自分になるためのコスプレなのだ。

 こうしてじっくりと話を伺ったおかげで、目の前にいた色白のmiyakoさんと、写真で見た緑色のmiyakoさんが、しっかりと繋がって見えるようになった。
(取材・文=鴨野橋太郎)

最終更新:2017/10/26 11:50
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