電子決済社会の盲点!? 中国で「サイドミラー泥棒」激増! スマホ決済で“身代金”要求も……
2017/10/17 14:00
#中国 #海外ニュース
西安で流行しているサイドミラー泥棒。現場には携帯番号が残されていた
キャッシュレスのスマホ決済サービスが爆発的に普及している中国だが、その手軽さゆえに、犯罪に利用されることも少なくない。以前、本サイトでは決済情報を識別するQRコードを偽造し、飲食店から売り上げを詐取する事件を紹介したことがある。今度もまた、システムの盲点を突いた新たな犯罪手口だ。
「西部網」(10月7日付)によると、陝西省西安市で胡さんが愛車のベンツを路上に駐車していたところ、翌朝にサイドミラーが盗まれていることに気づいた。ほかにも数台のサイドミラーが盗まれていたが、これは単なる愉快犯ではなかった。フロントガラスには、犯人のものと思われる携帯番号を記した紙が残されていたのだ。その番号に何度電話をかけても、相手が出ることはない。ショートメッセージでのやりとりにしか応じないのだ。
ミラーがはめ込まれていたフレームには、支払いのためのQRコードが残されていた
胡さんがショートメッセージで駐車場所や車種を伝えると、犯人は、700元(約1万2,000円)を支払えば、サイドミラーを返すという条件を提示してきた。ミラーがはめ込まれていたフレームには、QRコードを印刷した紙が貼付されていた。これをスマートフォンで読み込み、スマホ決済を利用して支払えというのだ。驚いたことに、胡さんが同様の被害に遭ったのは今年6度目! 過去に2度ほどカネを払っているが、今回は応じなかった。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
16:20更新
イチオシ記事
現役ヤクザも視聴する78歳の元山口組顧問弁護士・山之内幸夫が「アウトロー系YouTuber」に大転身した驚愕の理由