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大相撲大関・高安の“塩対応”に心配の声、親方衆も「どうかなあ」「だめだなあ」と……

大相撲大関・高安の塩対応に心配の声、親方衆も「どうかなあ」「だめだなあ」と……の画像1日本相撲協会公式サイトより

 10月7日、G1開催中の前橋競輪に大相撲の西岩親方(元関脇・若の里)と、鳴戸親方(元大関・琴欧洲)が来場し、トークショーに出演。ちょうど、11月開催の九州場所の前売り券の発売開始とあって大相撲のPRもしていたのだが、そこで話題に出たのが、現在の大相撲人気に繋がった横綱・稀勢の里、大関・高安の話題だ。両力士とも負傷のため秋場所を休場しているが、西岩親方は「九州はたぶん出ますから、ぜひ応援してください」と話した。

 ただ、関係者からは「高安はどうかなあ」という声が。出場が危ないのかと聞くと「いや、横綱ほど人気が出るかなと思ってね」と答えたのである。

「応援しろと言っても、あまりファンに愛想が良くないからね。強いときはいいけど、ケガなんてすると見離されるよ」と関係者。

 こう言われるのには理由があった。高安は先月24日、稀勢の里とともに東京ドームホテルで所属・田子ノ浦部屋の「千秋楽祝賀会」に出席していたが、評判がいまひとつだったからだ。秋場所欠場でも会場は盛況だったのは、さすが人気力士を抱える部屋だが、愛想の良かった横綱に比べ、高安は終始不機嫌な様子だったのである。

 パーティは親方先導のもと、稀勢の里と高安が威風堂々と入場。和服姿のタレント・加藤紗里がステージで稀勢の里へ花束贈呈。さらに歌手の細川たかしも両力士とともに酒樽を割る鏡開きをした。

 自民党の平沢勝栄衆院議員が祝辞を述べた際、その後の選挙を意識してか自身への投票を呼び掛けて観客の失笑を買っていたが、細川は、その場にいたダイソーの社長を紹介し「社長は億万長者。社長の地元・広島で毎年、高級フグ料理をご馳走になっています。この間も一晩400万円をおごってくれた」との豪勢なエピソードを明かして出席者を驚かせた。

 このとき稀勢の里が中座し、姿を消していたためか、細川は高安をステージ壇上に誘い、「まだ独身だそうですが、交際相手はいらっしゃるのですか? 好きな女性のタイプはいますか?」と質問。ベテラン歌手ならではの、ちょっとした時間稼ぎである。

 しかし、これに高安は仏頂面で「いいえ」と答えるだけで、これには場内に白けたムードが漂い、長続きせず。角界関係者からは「ダメだなあ」という声が飛んだのである。そこで細川は慌てて親方をステージに上げ、半ば強制的にビールの一気飲みをさせて取り繕った。

「高安は、ああいうときに笑顔すら作れないのはまずいねえ」と関係者。

 その後、稀勢の里が姿を見せ、細川と談笑。こちらはさすが、やり取りがスムーズだった。場の空気が回復したところで細川がヒット曲「北酒場」などを歌い、イベントの最後に稀勢の里と高安がたくさんの出席者と写真撮影に応じていたが、長蛇の列に並んでいるファンからも「大関は、ときどき愛想が悪いんですよね。でも写真撮影とかサインにはいつでも丁寧に応じてくれるから、ファン対応があまり得意じゃないのかも」なんて声も聞かれた。

 力士は他のスポーツ選手に比べると愛想を振りまくのが苦手な人が多いともいわれるが、その対応力があれば現役を退いて親方になっても西岩親方や鳴戸親方のようにイベントに引っ張りだこになる。その意味でも高安には綱取りとともに公の場での愛想やトーク力も身につけてほしいところだ。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2017/10/15 18:00
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