トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 南キャン山里の毒吐きが止まらない

もはや怖いものなし? ネット民を味方につけた南キャン・山里亮太の“毒吐き”が止まらない!

■山里だから実現できた“21世紀のコールアンドレスポンス”

 上記以外にも山里は露骨な毒を吐いており、聞いてるほうは詮索が止まらなくなってしまう。例えば、以下だ。

●「私、ブスだから」と言う女優

「北川景子さんとか世の中には綺麗な女優さんがいて、ああいう方々はルックスもいいからお仕事をいただいているかもしれませんけど、『私、ブスだから』と言うことによって『実力だけでやってるんですよ』と思わせようと“ウソ謙遜”する人が腹立つんですよ。で、確かにムチャクチャきれいではない。でも、もともとはルックスを武器に芸能界入りした奴が劣化して今になってるだけであって、そのまま残ってたからそんなにきれいじゃなくても女優でいるのに、まるでその頃がなかったかのように『私、才能だけで来ました』みたいに言う傲慢な感じが、憎い!」(山里)

●『ヒルナンデス!』で、やる気ないモデル

「一番タチ悪いのは『最近、モデルのウエイトが大きくなってきたな』みたいな奴ら。基本的にスタイリストさんやメイクさんと、だらだらしゃべってるんですよ。で、“3色ショッピング”で負けて『ざんね~ん!』って言った時に、『は~い』ってなんの感情も出さない。で、こっちが『何着たいですか?』って質問しても、『いや、特にないですね』って具体的な答えをくれない。てめえ、さっきロケ車の中で家具をオーダーしてる時、随分具体的にしゃべれてたじゃねえか! 家具のオーダーを具体的にしゃべれて、ファッションをしゃべれないんだったらモデルやめろ、この野郎!」(山里)

●ファッションショーになると冷たいモデル

「さっきのモデルさんとファッションショーの仕事で会うと、『今日はモデルスイッチです』みたいな感じで、挨拶もしやがらないんですよ。廊下でさえ、ランウェイみたいなテンションで『白い巨塔』のように歩く。なんの回診ができるんだ、この野郎! むしろ、こっち(バラエティ)寄りでやってるのに『バラエティもドラマも出ちゃって、私って“いろんな顔”持ってるなぁ~』って、ちげえからな? “いろんな顔”を持ってるのは事務所のパイプだよ、この野郎!」(山里)

 それにしても、スリリングな番組である。マツコが「この番組、何?」と問いただすほど山里にとってリスクだらけだが、本人は「こんな素敵な場を用意してもらったんで、あとはどうなってもいいです!」と、性根を据えて向き合っている模様。

 どれだけ性根を据えているか? なんと山里は、番組序盤に「みんな、たどり着いて!」と、妙な方向でマツコらを激励(?)しているのだ。“答え”を見破られることを恐れていない。それどころか「だいたい、こういうのって、ネット記事が勝手に断定して言うんですよ」とネットが荒れることを前提とし、さらには「みんなの頭の中で考えていただいて、『この人だ!』とその人を嫌っていただければ、俺はそれで本望」とまで断言する勢いである。

 これには、理由がある。山里からの情報を頼りに連想できてしまう芸能人のことを、彼は漏れなく嫌っている。だから、どんどん勘繰って嫌ってほしい。なるほど、山里なりの確信があるらしい。

 恐れ入った。出演者と視聴者のコールアンドレスポンスとして一次元上へ行った感がある。また、山里とインターネットの間に存在する、いびつな形の信頼関係が透けて見えると考えるのは、言いすぎだろうか?

 記事冒頭で「山里はかつて『炎上芸人』の枠に収まっていた」と書いたが、それでいて山里のことを嫌うネット民は、実はかなり少ないという印象がある。両者の関係性は、決して一筋縄ではいかない。

 これは、「テレビ」と「インターネット」という枠を超えての、演者からのくすぐりだ。インターネットとの相性が良好な山里だからこそ成し得た芸当ではないだろうか。
(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2017/10/13 18:00
12
ページ上部へ戻る

配給映画