済州島では1日平均18人の中国人が失踪! 増え続ける韓国内の不法滞在者
#韓国
韓国内の不法滞在者がここ10年間で 、3.5倍以上に膨れ上がったという。
韓国法務部が公開した資料によると、観光ビザによる不法滞在者の数が2008年には2万5,000人だったのが、今年7月時点で8万8,743人と約3.5倍に増えたという。ただ不法滞在者の数が増えただけならまだいいのだが、彼らによるトラブルも相次いでいて、社会問題となっている。
10月1日には、中国人不法滞在者A(39)が、護送中に逃走するという事件が起きた。Aは昨年7月31日に観光ビザで入国、10月末に在留期限が切れたにもかかわらず、約1年間不法滞在を続けたという。Aは銭湯でほかの利用客ににらみを効かせていたため不審がられ、通報を受けて現場に出動した警察によって不法滞在が発覚、逮捕された。
ちなみにAの逃走については、警察側にも非がある。原則として護送中の容疑者1人に対し、2人の警察官が同行する決まりになっているが、担当警察官はAに手錠もつけずに1人で護送を行ったのだ。信号待ちの車からAが飛び出したのは、無理もないだろう。
先月29日にも、不法滞在者によるトラブルが起きている。全羅北道(チョルラプクト)にある農業関連会社で、ロシア人不法滞在者B(36)が社長の車を放火した疑いで逮捕された。Bは今年 6月1日に観光ビザで入国し、8月1日には出国しなければならなかったが、仕事を見つけて不法滞在を続けたという。犯行理由については「社長から『仕事ができない』と無視されたことに腹が立った」と明かした。
年々、増加傾向にある韓国内の不法滞在者。特に問題となっているのは、中国人観光客を対象にノービザ滞在を認めている済州島だ。済州島では、ノービザで入国した中国人のうち、1日平均18人が、そのまま行方をくらますという。月に約540人、年に6,480人と考えれば、深刻な問題だ。
統計によると、不法滞在者の割合は、韓国に滞在する外国人の約11.6%に及ぶ。中でも中国人が圧倒的に多く、次にタイや北朝鮮籍が続く。年代別に見ると、20~29歳が約22%、30~39歳が約33%、40~49歳が約27%と働き盛りの年代が多く、仕事を求めて来韓したもの と推測できる。
外国人観光客誘致に力を注ぐ韓国だが、厳格な対応をしていかなければ、不法滞在者は増えていくばかりだろう。
(文=S-KOREA)
●参考記事
・中国人に毒された!? なぜか中国化されつつある韓国・済州島に失望の声が続出!
http://s-korea.jp/archives/15855?zo
・「頭にチップを埋め込まれた…」中国人観光客が起こした惨劇“聖堂殺人事件”とは
http://s-korea.jp/archives/8806?zo
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