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日刊サイゾー トップ > その他 > ウーマン・ウェジー  > 牧野結美の引退、不倫の代償で「自業自得」なのか?
【messy】

セントフォース牧野結美が引退、リベンジポルノも不倫の代償で「自業自得」なのか?

 フリーアナウンサーの牧野結美(27)が所属していた芸能事務所セント・フォースの退社と、「アナウンサー活動の休憩」を発表した。本人が9月30日放送のラジオ番組『ちょこっとやってまーす!』(MBSラジオ)冒頭で、「皆さんには言ってなかったんですが、今日、牧野結美はこの番組を卒業します」と公表。結婚(寿退社)ではなく彼氏もいないと話し、4月から気象キャスターとして出演していた報道番組『TOKYO MX NEWS』(東京MXテレビ)を秋の番組改編で降板したことが直接のきっかけだという。これを「人生の転機」と受け止め、「違う道を探そう。辞めよう」と決意したそうだ。このラジオがアナウンサーとして最後の仕事だったそうで、今後はしばらく休養をとってから一般企業への就職も選択肢に入れていると話した。

 ただの転職として見れば、まったく大事ではない。しかし彼女が思うようにアナウンサーの仕事を出来なくなった事情が、誰かの悪意によって追い詰められた結果だとすればあまりに気の毒だ。

 彼女は2012~2015年2月まで静岡朝日テレビの局アナとして活動、可愛すぎる地方アナとして注目を浴びて2015年3月からセント・フォース所属のフリーアナウンサーとなり上京。同年3月30日から毎週月曜~金曜早朝の情報番組『めざましテレビ アクア』(フジテレビ系)のメインキャスターに鳴り物入りで抜擢されたが、わずか一年で“卒業”している。わざわざ安定した局アナの仕事を蹴り、おそらくは野心を持って上京したにもかかわらず、たった一年のみのレギュラー。その後は『めざましテレビ』でキャスターではなくリポーター業を不定期で行っていた。

 このメインキャスター降板には、同年夏のスキャンダルが影響していると見られている。週刊誌上に、ある不倫関係の男女のベッド写真を含むツーショットが複数、カラーで掲載されたのだ。男女とも顔面にはモザイクがかかっているものの、記事では「日本を代表するテレビ局のキャスターをつとめる」「学生時代に芸能活動を行い、大学ではミスキャンパスにも輝いていた」などのヒントが与えられ、一般ネットユーザーによって瞬く間に<この写真の女性は誰なのか>検証された。歯並びや唇の形、服装の一致などから、その女性を彼女だと断定する声は日に日に大きくなっていった。

 もちろん件の写真にうつる人物が誰なのかは、モザイクがかかっている以上、断定できない。そのうえで、そこに映っている女性が、相手男性と不倫関係なのにツーショット写真やキス写真を撮る脇の甘さがあったことは否めない。しかしベッド写真は密室での行為を第三者視点で撮影したようなカットが多く、彼女が知らないうちに相手、また第三者によって盗撮されていた可能性もある。盗撮被害、またはすでに関係を清算していたはずの元彼氏による復讐目的の画像流出、いわばリベンジポルノ被害だったとも考えられる。そのベッド写真をいつまでも嘲笑のネタにされて、平然としていられるほど神経の太い人間は多くはない。

 こういった写真が世の中に出回るのは、写真を撮ることに了承した女性側の自業自得だったり、あるいは“不倫”という彼氏の配偶者などから恨みを買うことも大いにあり得る恋愛をした罰だと見られがちである。さらに目立つ職業の女性だったら出る杭は打たれるとばかりに、熾烈なバッシングを受ける。志半ばで「やりたい仕事」の道を閉ざされることも、自己責任であり脇が甘かったせいだ、となる。あまりにも代償が大きすぎる。一方で、不倫ごときが報じられても「なかったこと」になり、流出によってイメージが激変してしまうような写真があっても決して出回ることがなかったり、あるいはネット上にそうした写真があったとしてもテレビなどマスメディアでは「そんなものはどこにもない」という共通認識のもとで元気に活躍し続けられるタレントもいる。そのタレントを守るためにあらゆる策が講じられるのだ。社会はそんなに公正ではないので、仕方がないことなのかもしれない。

(犬咲マコト)

最終更新:2017/10/11 07:10
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