「髪の毛を食べても、生えてこないのと同じ」──サプリ業界を揺るがす“グルコサミン神話”崩壊の衝撃
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
脚本家の倉本聰が文春で、「恋する斉藤由貴さんは健康で正常です」と語っている。要は、女も男も恋するのは当たり前、その経験が芸に生きるというごくごく当たり前の説。
週刊誌は「一線を越えた」の一線とはどこなのか定義をハッキリ決めろといっている。これも倉本らしくないいい方である。
「不倫が悪いっていうのは、女房や夫に対して、家族に対して悪いんです。社会に対して悪いんじゃない。それを社会に対して謝罪しろと取り上げるマスコミのほうがよくない。多少は目をつぶってやる部分もあってしかるべきでしょう。人の陰口を叩くな、悪口を言わないという倫理に反するから、そっちも明らかな『不倫』である」
脚本家にしてはひねりがない。年のせいか? 問題は、女遊び、男遊びをしてもいいが、芸の肥やしにするほど芸のない芸人、タレント、俳優、役者が多すぎるからではないか。
山田五十鈴や勝新太郎が遊んでも、芸能マスコミはある程度寛容だったのでは。
さて、ゴクミといえば、すぐに思い浮かぶのは、デビューしたての頃、写真家の篠山紀信の頭の毛を引っ張り、あわやといういたずらをして、篠山が怒り狂ったという逸話である。
だいぶ前に、篠山に「ゴクミは嫌いか」と聞いたら、顔をそむけた。天真爛漫な美少女も40を超えたか。
これもだいぶ前になるが、岸恵子に「娘さんの美しさに嫉妬することはあるか?」と聞いたことがある。
彼女は「そりゃあるわよ。若さにはかなわないもの」というようなことをいっていた。ゴクミはどうなのだろうか。
このところ精彩に欠けるフライデーだが、1本だけ紹介しよう。
あびる優(31)が結婚した格闘家・才賀紀左衛門(28)という夫が、浮気をしているというよくあるお話。
最近、あびるがSNSで、「どうして家事も育児も全部私がやらなきゃいけないのか」と不満をぶちまけたそうだ。
こういう時は夫婦の間で何かが起こっていると考えていい。案の定、あびるがいない間に浮気していた。
フライデーも呆れたらしく、こう結んでいる。
「ちなみに、あびるが帰京した後も紀左衛門の夜遊びはいっこうに収まらず。試合終了のゴングが鳴る日は近い──か」
カズオ・イシグロがノーベル文学賞に決まった。ダークホースだったらしいが、獲ってみれば順当な人選であろう。
最初に読んだのは『日の名残り』だった。名門貴族に使えていたスティーヴンスという執事を主人公にした重厚な小説だが、読み進むのに難儀した記憶がある。
だが、アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソン主演で映画化され、その風景の美しさに完全に魅せられた。ロケ地となったのは南コッツウォルズ。そのあまりの美しさに興奮して映画館を出る時、絶対ここへ行こうと決めた。
その年の10月、肌寒いコッツウォルズのマナーハウスに連泊した。羊の群れと戯れ、この地特有の強い風に打たれながら、持って行った『日の名残り』を少し読み返してみた。
長崎県生まれだが、5歳の時に英国へ渡り、その後英国籍をとっている。今『夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』を読み始めた。
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