フジはクオカード、日テレは塩対応……「スクープ映像」持ち込むなら、どの局が一番オイシイ?
#日本テレビ #フジテレビ
スマートフォンの普及で、台風や豪雨、電車の火災まで、テレビ局のニュースでは視聴者からの映像提供が当たり前になっている。投稿だけでなく、各局ともTwitterにアップされた動画を巡回する“特捜班”を創設し、衝撃映像を一本釣りしようと躍起になっている。どの局も提供者に対して「無償」を原則にしているが、実は金品がもらえるケースも。一方、わざわざ提供しても塩対応という局もあり、対応が分かれるようだ。
NHKは「スクープBOX」、テレビ朝日は「みんながカメラマン」など、テレビ各局はスマートフォンアプリをリリースし、ニュース映像の投稿を募っている。ただ、「映像を待っているだけでは他局に先を越される」(キー局関係者)といい、各局は「火事」「事故」といったワードを検索したり、リツイートが急伸してトレンド入りしたツイートを監視するスタッフを常駐させているという。
テレビ局のTwitter監視網にかかり、迷惑を被った40代の男性が、その体験を明かす。
「上越新幹線に乗っていたら、埼玉県北部で緊急停車したんです。架線にビニールが引っかかったのが原因のようで、その様子をスマホで撮影してTwitterに投稿したら、たちまちリツイートがスゴい数になりました」
そのうち「日本テレビ報道局取材班」がリツイートした上で、同アカウントを「フォローしてほしい」とのコメントを送ってきた。男性がフォローすると、「動画を番組で使用させて頂けないか」という旨のDMが届いたという。
男性は新潟に出張中だったため、オンエアは見ることができない。「番組を録画したDVDを送ってほしいが、無理なら家人に録画を依頼するので、放送時間を教えてほしい」と伝えると、日テレ側からは「使用するかどうかわからない」という理由で拒否された。さらに、動画をDMに添付して送ろうとすると、「お手数ですが、弊社サイトからお願いします」との返答。サイトはやたらと記入欄が多く、文字通り「お手数」だったが、送信したという。その後は返信もなく、男性は「完全な塩対応だった」と憤る。
一方、「フジテレビは対応が良かった」と証言するのは30代後半の男性だ。深夜の住宅密集地で起きた火災の様子をスマホで撮影し、やはりTwitterに投稿した。
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