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日刊サイゾー トップ > 社会  > 「地域おこし協力隊」は奴隷船?

一億総ブラック化の果てに……「地域おこし協力隊」は、現代の奴隷船か?

「コンビニで立ち読みするくらいしか、息抜きがありません。なにせ、与えられたアパートにはネットもなければWi-Fiも飛んでないので、YouTubeすら見られないんですよ」

 そのアパートも、ほかの住人は農家に派遣されている外国人研修生。

「最初から、うすうすと感じていたんですが、途中から確信に変わりました。これは、現代の奴隷なんだと……」

 もちろん、そんな過疎地でも日本国内。車で1時間も飛ばせば市街地はある。けれども、そこに行くこともできなかった。

「理由はわからないのですが、町外に出るためには書類を書いて届け出をしなくてはならなかったんです……」

 結局、半年で耐えきれなくなり逃亡したNさん。現在も心を病んで通院を続けているという。

 Nさんの例に限らず、「地域おこし協力隊」が人材を使い潰すブラックボランティアという一面は次第に明らかになりつつある。地域の特産品を販売するビジネスを始めようとしたら妨害される。役所で雑用させられるだけで、まったく意味のある仕事が与えられないなどなど……。

 そうした実態が明らかになりつつあるからだろうか? 地域によっては人材を求めても、まったく人が来ないというところもあるという。
(文=是枝了以)

最終更新:2017/10/03 22:30
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