議員宿舎で“半同棲”議員辞職の公明党副大臣に「創価学会追放」の可能性も!?
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
今週の第1位は、現代の黒田日銀総裁批判の記事。
この中原伸之元日銀政策委員会審議委員は、これまでもメディアで発言してはいるが、この時期に、もう一度じっくり彼の話を聞いてみる必要があるのではないだろうか。
中原は、黒田日銀総裁は2つの失敗を犯したと告発している。したがって、黒田は来年4月で任期が来るが、辞めたほうがいいという。
「(黒田総裁の=筆者注)続投は難しいでしょう。そんなことをすればろくなことになりません。確かに黒田総裁が金融緩和をして名目GDPを伸ばしたのは評価しますが、一方で2つの失敗を犯しているのです。
その1つは、2014年4月に消費税を5%から8%に増税するのに賛成をしたことです。せっかくアベノミクスで上向いていた日本経済を腰折れさせました。そもそも、黒田総裁が増税への賛否を表明するのはアコード違反。2013年1月に政府と日銀銀行が出したアコード(共同声明)では、日銀総裁は物価目標に責任を持ち、政府は財政に責任を持つという役割分担が記され、互いの分担に、口を出さないという取り決めになっていました。黒田総裁はこれに違反した。
(もう一つは=筆者注)2016年1月に、マイナス金利政策を導入したことです。長期金利は下げましたが、国民は預金に利息がつかないということで消費を控え、これから物価が上がっていくというインフレ期待をがくんと下げてしまいました。もとより貯蓄好きの日本人には合わない政策で、こんな政策は長続きするはずがない。すでに金融機関の経営を悪化させています。(中略)
これから5年を見据えた新たな金融政策の枠組みを実施するには、人から替えなければいけない。黒田総裁はもう役割を終えたのです」
――安倍政権がいま打ち出している経済政策はどうでしょうか。10月22日投開票の衆議院選挙に向け、消費税を8%から10%に増税する際の増税分を社会保障に回すということを突然打ち出してきました。
「あれはね、前原誠司・民進党代表をかなり意識していますよ。
前原氏は民進党代表選の際に『中負担・中福祉』という政策方針を打ち出し、増税はするけれど、その増税分すべてを社会保障や福祉の充実に使って国民に還元すると示しましたよね。これはとてもおもしろい政策です。
私はよくこう言うんです。日本は今過去3000年近い歴史の中で、最も平和で、モノも安く生活の質も豊かになった。しかし、先進各国の実質賃金はなかなか上がらない。
それだけに国民は景気回復に実感がなく、消費もそれほど伸びない。こうした状況が若者の将来不安や、貧富の格差につながっているのだ、と。
前原氏が打ち出した中負担・中福祉政策は、こうした社会不安や格差問題を解消する一手になり得る。まさに自民党の『低負担・低福祉』路線の強力な対抗軸になる政策です。それではまずい、ということで安倍首相は前原路線にならって消費増税の使途変更を言い出したのでしょう」
そういう意味でも、安倍も、安倍が任命した黒田も賞味期限切れだということである。
「いずれにしても、黒田総裁は替えなければいけない。私はさきほど日本の経済政策はいま一度仕切り直しが必要と言いましたが、もっと言えば、人心の一新が必要なのです。このままダラダラと景気が続いてくれればいいですが、がたんと何かが起こったら、それでお終いですから」
その何かは、自民党政権の崩壊か北朝鮮とアメリカの衝突か。どちらにしても、安全保障も経済も、これまでのようではなりゆかないことは間違いない。
だが人心一新といっても、人材がいないのが悩みではあるが。
【巻末付録】
ポストからいこう。巻頭袋とじは「毎日見るだけで目がよくなるヌード」。後半の袋とじは「<発掘スクープ>坂口良子、奇跡のヘアヌード」。
「西田幸樹『なをん。』──謎の異邦人、再訪・ジヨン」「ニット巨乳の季節です<25人の双丘>-やわらかなふくらみ」「葉加瀬マイ、けしからんハイレグ-Gカップのきれいなお姉さん最新撮!」
そしていま一つの袋とじが「石原真理子、’93・in・France──伝説の写真集を特別掲載」である。これがほとんどモノクロ写真でなかなかいい。
石原もこんな時期があったんだ。
現代は巻頭、「篠原涼子、艶めいて──その素顔は、柔らかく、息をのむほど艶やかだった」。ヘアはないが、いい女だね。
「森咲智美、愛人にしたいカラダ-ポスト橋本マナミで大注目」。これまたいい。
「紗綾『まだまだ成長途上です』──抱きしめたい!」と、ここまでは無難。だが売り物の袋とじ「石田えり──ライザップでのトレーニングはすべてこの日のためだった 撮影・ピーター・リンドバーグ」がひどいじゃなくてすごい!
気の弱い人は見ないほうがいい。鬼ババといっては悪いが、私だったら「見たくないヌード」に入れちゃうな。
私が作った写真集から20数年たった。人間は変わるものだが……。怖いものが見たい人はぜひ、必見ですぞ。
今週は、甲乙つけがたい。よって引き分け。
(文=元木昌彦)
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