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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 公明党副大臣に学会追放の可能性
週刊誌スクープ大賞

議員宿舎で“半同棲”議員辞職の公明党副大臣に「創価学会追放」の可能性も!?

 さて、新潮は、山口敬之元TBSワシントン支局長に酒と薬を飲まされ、ホテルでレイプされたと顔と実名を出し、検察審査会に申し立てした「詩織さん」の件が、9月21日に「不起訴相当」という判断が下された。それに対して「市民の良識か」と批判している。

 TBSを辞めた山口を起用して連載させた文春は、この問題を扱っていない。

 東京第六検察審査会とは奇怪なやりとりがあったと、詩織の代理人弁護士が話している。

 審査会の事務局長から、追加の証拠提出期限を確認されたが、詩織の陳述書がまだだった。

 だが期日に間に合わなくなってしまった。事務局長側から「証拠を追加の上で議決を希望されますよね」と聞かれ、「当然希望する」と述べたのに、「こちらにも都合がありまして」といわれたというのだ。

 新潮は「証拠が全部揃っていないのに判決を下していいですかと裁判官が聞くような行状ではないか」と批判しているが、陳述書を期限までに出さない弁護士にも問題がありはしないか。

 郷原信郎弁護士は、これを最初に取り上げた新潮の記事を前提にすれば、「起訴相当の結果になる可能性が高いと考えていた」という。

「原因が飲酒酩酊なのか薬物なのかは不明ですが、抗拒が困難状態での姦淫の事実があったことが疑われる。一般市民の審査員の意見が、“裁判所の判断で決めるべき”という方向に傾く可能性が強いと見ていました」(郷原弁護士)

 検察官が審査会に呼ばれて、なぜ起訴できないのかの理由を説明し、反対の立場の法律専門家の意見がないため、審査会の構成員が影響された可能性があるのではないかと、郷原弁護士は推測する。

 だが、これで終わりではない。詩織は「民事裁判の準備をすすめている」という。彼女は、名前も顔も出して記者会見したことを後悔していないと語っている。

「同じような当事者の方から連絡を頂き、その中に『自分に起こったことを初めて他人に話すことができました。詩織さんに出会ってよかった』というものもあり、私も表に出て行って本当によかったと思っています」(詩織)

 山口がやったことが、なぜ犯罪にならないのか。民事でやれば、真実の解明が少し進むかもしれない。できることはすべてやってみると彼女はインタビューに答えている。

 今週の第2位は、文春に不倫をスクープされて議員辞職した公明党の長沢広明参院議員(59)の話。

 長沢議員は、菅官房長官の盟友である創価学会の佐藤浩副会長の「一の子分」だそうで、復興副大臣という要職にある。

 家族は埼玉県所沢の賃貸マンションに住んでいる。だが、そこへはほとんど帰らず、東京・紀尾井町にある参院清水谷宿舎に泊まり、毎週のように愛人が来て泊まっていくのだという。

 彼女は、長沢が行きつけの赤坂のサロンのホステスで、文春いわく「女優・剛力彩芽似の美女」らしい。

 しかも彼女には宿舎に入るカードキーを渡しているというから、清く正しく美しくが建前の創価学会では完全にアウトである。

 それにしても公明党議員でありながら、ちょくちょく赤坂、銀座を飲み歩いているようだ。これでは「与党」から離れられないわけだ。

 彼の行状は、公明党や創価学会では懸念する声があったという。だが、先の菅の盟友である佐藤の威光もあり、面と向かって注意できなかったと公明党関係者が話している。

 9月24日に文春が長沢を直撃。その2日後に、カメラの放列の前で長沢は「議員辞職を提出した」と発表した。

 子どもたち3人も創価高校を卒業しているというが、議員辞職しても学会からは追放にならないのだろうか。

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