福田明日香の子育ては本当に「塩分とりすぎ」でダメ!? 教科書通りにいかない子供の食事
10月23日に放送された『もしかしてズレてる?』(フジテレビ系)に、元モーニング娘。の福田明日香(32)が出演した。福田は現在1歳10カ月の娘を育てながら、音楽活動を行うシングルマザーだ。番組では福田の生活に密着したVTRが放送されたのだが、その内容にネット上で批判の声があがっている。
VTRは福田の自宅やスーパー、お散歩先などに密着しており、イヤイヤ期を迎えたという娘がスーパーで泣き出す様子なども放送されていたが、批判が集まっているのが、その娘に与える食事の内容だ。
福田曰く、「(娘は)一時期、バナナしか食べなかったり、海苔、たくあんしか食べなくて困った時期がありました」と、その偏食ぶりに悩まされたのだという。また、娘の“大好物”だと紹介されたのが瓶入りのザーサイ、そして大根の煮物、ちくわぶだった。
これにまずスタジオではしのえみ(44)がダメ出しをする。はしのは、同じママタレで2歳の娘を育てる立場だ。「塩分が多い。ビックリしました」と言うはしの、自分は娘の食事に気を遣っており「出汁とか、味噌汁の上澄みで味付けしてる」とジャブをかます。ところが勝気な福田はこれに応戦。「娘は味噌汁の上澄みとか大嫌いで、作ったけどひっくり返されたんですよ。でも餃子は食べる」と明かし、なぜかスタジオはどよめいた。子供が食卓をひっくり返すのは育児あるあるだと思ったが……。
この放送にネットでは「ザーサイとか1歳10カ月の子が食べるものじゃないよね」「食育出来てない親はろくな子供を育てないよ、これは本当」など、はしのサイドのダメ出しコメントが集まった。一方で、もう2歳になるのに味噌汁の上澄みで味付けをしているとドヤったはしのに対しても、「いまだに味噌汁の上澄みの味付けなの? そっちの方が(薄味すぎて)驚く」という批判も見られる始末だ。ママタレが育児の実態を明かすと、そこに賛否両論集まるのはお決まりの流れとなりつつある。
一方で「薄い味付けじゃ一切食べないのに、大人のものは欲しがる子もいるんだよね…」「ザーサイとかしか食べないんだから仕方ないんじゃないの?彼女なりに工夫してザーサイを少し使った料理とかも作っていたよ。だからって言って、何も食べさせないとなんか言うんでしょ」といった、福田に理解を示す声もあった。そう、はしのが福田の食卓に「塩分が濃い」とダメ出ししていたことに今回注目が集まっているが、番組をよく見ると、福田は相当頑張っていた。
まず「バナナしか食べない」と言っていた娘に野菜も摂ってもらうため、バナナと牛乳、りんごジュースと青菜を入れたスムージーを作るという解決策を見出していた。加えて娘が「手作り料理を食べない」ことを気に病んでいた福田、娘はザーサイやたくあんなど“ご飯のおとも”が好きなことを逆手に取り、高菜チャーハンを作ってみたところ「バクバク食べたんです」と嬉しそうに語っていたのである。そして、寝入っている娘を母親に預けて、夜中二時にスタジオ入りする福田。がんばるお母さんである(なんで夜中の二時スタートじゃなきゃダメなのか、いつ寝るんだという疑問はあるが)。
乳幼児期の離乳食や食事は、どこの親も通る、子育てにおける大きな悩みのひとつであろう。大人だって食の好みは素材から味付けから調理法まで千差万別なのだし、当然、子供もそれぞれ好みが違う。本やネットで“子供向け”だと謳うレシピを見て一生懸命作っても、全く食べてくれないことも、よくある。
筆者も子供が生後6カ月で離乳食を始めたが、離乳食の王道としてさまざまな本に掲載されている「すりつぶしたおかゆ」「かぼちゃのピューレ」を子供が全く受け付けてくれなかったことに愕然とし、大いに悩んだ経験がある。5歳になった今も、かぼちゃは嫌いで食べてくれない。赤ちゃんも好き嫌いがあるんだな、と後から分かるのである。それも何年もあとに。
結局この時期どうしたかというと、うどんを細かく切ったものを食べさせて乗り切った。米をイヤがって食べてくれなかったため、息子の主食はうどんだった。その味付けに味噌汁の上澄みなど使ったことはない。市販の液体タイプの『昆布だし』を息子好みの濃度に薄めたりしていた。食事中は皿をひっくり返したり、食べ物を身体中に塗りたくるため、服も床もえらいことになった。なのでオムツ一丁で食事を食べさせていた。テーブルの下にレジャーシートを敷いて……。筆者がママタレであれば叩かれまくっていたかもしれない。が、『もしかしてズレてる?』に出演していた山田ローラ(29/ラグビー日本代表・山田章仁選手の妻でファッションモデル。双子の母)が、幼い双子の夕飯はなんと、風呂場で与えているとVTRつきで告白。風呂場ならどれだけ散らかっても洗い流せばOK。食後はそのまま双子を風呂で洗う。合理的だ。
さて福田は1歳10カ月の娘が「手作りのものを食べてくれない」と悩んでいたが、もう少し大きくなった子供の食の好みはどうなるのだろうか。参考のため、wezzy編集長の娘さん(6)に「好きな食べ物ランキング」を教えてもらった。
1位:ロイホのお子様らーめん
2位:みそらーめん
3位:おいものバター焼き(じゃがいもかさつまいもかは不明)
4位:トマトときゅうりのサラダ
5位:ふりかけごはん
6位:マルゲリータピザ
7位:わかめとあぶらあげのおみそしる
8位:たまごやき
9位:めだまやき
10位:鶏のから揚げ
ランキングは、納豆巻き・オムライス・チキンラーメン・冷やし中華・ハヤシライス・チーズたっぷりグラタンと続く……! たまご、米、ラーメン、チーズと好みが一貫している。バターも大好きらしい。「ロイホ行くとなると小躍りして喜びます。他のラーメン屋はイヤがります。ハンバーグとかコロッケ、ポテトサラダ、シチューなどは好きじゃないそうです。でもハンバーグはチーズをのせれば食べます。ひじきなどは未だに『あ~ん』して食べさせます。保育園の給食で出る酢の物やひじきはちゃんと食べるようです」とのこと。
我が家の息子(5)はどうか、母親とはいえ筆者も現時点でのランキングを正確に把握などしていない。ある朝、トーストに大好きなバターをたっぷり塗りご機嫌に食べていた息子に聞いてみたところ、こんな答えだった。
1位:いちご
2位:すいか
3位:新米
ここで「もういいでしょ!」と質問を打ち切られ、取材は途中で終わった。何か手作りのもので好きなものはないかとしつこく聞くと、しばらく考えて出てきた答えは「お鍋と味噌汁」……。息子の好きなものトップ3が家庭料理ではないことに衝撃を受けた。wezzy編集長宅でも、筆者宅でも、食卓には米といちご、ラーメンとたまごやき、などの組み合わせではなく、一般的な手料理を並べている。なのにこの有様だ。福田が手作りのものを食べてもらおうと奮闘しても、娘はザーサイを好むのである。いいじゃないか、高菜チャーハンをバクバク食べてるんだから。福田のブログを確認したところ、娘はかんぴょう巻きも好きらしい。ザーサイ、高菜、たくあん、かんぴょう……わかるよ、その食感が好きだって。
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