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日刊サイゾー トップ > 海外  > 脱北者御用達の都内某郵便局を直撃
根なし草ライター・安宿緑の「平壌でムーンウォーク」

脱北者たちの間で「北への送金に便利」とウワサの“都内某郵便局”を直撃した!

 しかし、政府関係者はこのように私見を述べます。

「それもないようです。世間の脱北者へのイメージは、大飢饉が起きた1990年代後半頃で固まっているようですが、最近は家族を収容所に入れたり処刑することも、ほぼない。ひとつ確かなのは、着の身着のまま逃げていく地方の人とは違い、平壌の人間は準備や根回しを相当うまくやって、後腐れなく脱北する点。その際に払いきれなかった裏金を、家族を通じて分割払いしているケースもあるのでは? これはあくまで仮説ですが」

 つまりは、カネ次第ということでしょうか……?

 が、地方でも北と外界を行ったり来たりする人がいたり、「脱北がバレても土下座して許してもらえることもある」(中朝国境関係者)という話もあり、世界で報じられているほど北朝鮮社会は無秩序で非人道的ではない点もうかがえます。

 以前、ブログでも「脱北者ユーチューバー」の発言の真偽やマインドについて考察しましたが、ニュースだけでは決してわかりえない北朝鮮の人間模様、ますます興味が尽きないところであります。

●やす・やどろく
ライター、編集者。元朝鮮青年同盟中央委員。 政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>

最終更新:2017/10/29 16:00
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