「芸人に乱暴された!」女性からの苦情が芸能事務所に殺到中? 毎月慰謝料を払う若手芸人も……
#お笑い
ピン芸人日本一を決定する『R-1ぐらんぷり』の2009年王者である中山功太が、元キャバクラ嬢の女性に提訴されたと「週刊新潮」(新潮社)9月14日号が報じた。記事では女性側の主張を掲載。中山は女性と肉体関係を持ったことで自分の彼女だと思い込み、その後、ストーカーじみた行為に及んだ末、話し合いの場で女性に暴力を働いたという。女性は弁護士に相談し、示談を持ちかけたが、中山が暴力行為を否定したことで現在裁判となっている。
「中山の事件は、決して珍しいケースではない」と語るのは、お笑い事務所の関係者。個々の事例はさまざまだが、芸人と関係を持った女性から苦情が寄せられることが増えているというのだ。
「最近では、大物芸人だけでなく、そこまで売れていない芸人でも不倫や浮気も報じられている。たとえば、トータルテンボス・大村朋宏、COWCOW・善し、8.6秒バズーカー・はまやねんなどの不倫が週刊誌に報じられている。その背景には、芸人に遊ばれた女性から週刊誌への情報リークが増えているということがあるようです。芸人に対する復讐もあるだろうし、謝礼が目的のケースもあるみたいです」(同)
ある程度有名な芸人であれば週刊誌も記事にするだろうが、無名の芸人ともなれば、ニュースバリューが低いためスルーされることも多い。そういった場合は、芸人の所属事務所に情報が回ってくるという。
「いくら売れない芸人が相手だからといって、泣き寝入りするわけにはいかないということで、被害に遭った女性たちは、芸人の所属事務所に苦情を入れてくるというわけです。単なる色恋沙汰であれば事務所もスルーしますが、たとえば“お酒を大量に飲まされて関係を持った”とか、“同時に複数の芸人の相手をさせられた”という行為であれば、犯罪行為になりかねない。最近の芸能事務所はコンプライアンス順守を最優先に考えるので、慰謝料などの形で女性に対するフォローを行うことも多いです。実際、事務所を通じて毎月数万円の慰謝料を払っている若手芸人もいますね」(同)
しかし、芸人が暴行したという証拠がなければ、わざわざ慰謝料を払う必要もないのでは……。
「スマホで簡単に撮影ができるし、行為の最中の映像や音声が残されている可能性もある。交渉の場でそれらの証拠が提示されなくても、実は隠し持っていて、後からマスコミやネットに流されてしまうというケースもあり得る。もちろん、数百万円、数千万円といった多額の要求には事務所も簡単に応じたりしないでしょうが、数十万円くらいの少額の慰謝料なら、突き放して後からヤバい証拠が出てくるよりも、ひとまず認めてしまったほうがリスクは低いわけです。こじれるよりは、“即解決”を選択するということですね」(同)
かつては、芸人にひどいことをされた女性が事務所にクレームを入れたとしても、なかなか取り合ってもらえなかったというが、その状況もかなり変わってきたようだ。もはや、芸人の派手な女遊びが許される時代は終わったのだ。
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