ナスDもビックリ! タトゥーの染料が体内に浸透し、肝臓が青色に変色しちゃった!?
#中国 #海外ニュース
男性の肝臓。確かに青く変色し、光沢を帯びている
人気深夜番組『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』(テレビ朝日系)の名物ディレクター“ナスD”こと友寄隆英氏といえば、タトゥーに使う染料を顔や体に塗ってしまい、全身がナスのように真っ黒になってしまったが、最近の研究では、タトゥーに用いられる染料の微粒子は人体内部へと染み込み、免疫系の重要な器官であるリンパ節にまで到達することがわかったという。
そんな中、中国ではタトゥーの染料が人の肝臓を青く染めてしまったと話題になっている。
ニュースサイト「阿波羅新聞網」(9月14日付)によると、湖北省恩施市の病院で市内に住む男性の胆結石の摘出手術が行われたのだが、手術を担当した医師は、手術中に男性の体内に異常を発見した。なんと肝臓が青色に変色し、光沢を帯びていたというのだ。医師は結石の摘出手術を終えると、この青く変色した肝臓について詳しく調べることにした。
肝臓が青く変色する原因については、化学治療の副作用や長期間金属に触れるような職業の人間に表れることがあるというが、この男性はそのどちらにも当てはまらない。そこで医師は、男性の体に彫られていた狼のタトゥーに注目。タトゥーを彫った際に使用される化学染料が、皮膚を通過し血液中に流れ、本来赤い肝臓を青く変色させてしまった可能性を疑っている。
検査の結果、男性の肝臓から数値的な異常は検出されなかったというが、「肝臓が化学染料を吸収している以上、警戒は必要だ」(医師)という。
中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏も、こう話す。
「中国の街中には至るところにタトゥー屋が存在しているが、その多くはワンポイントで1,000円以下と超破格。衛生状態の不安はもとより、染料にどんな物質を使っているのかわかったものではない」
しかし、まさか肝臓に墨を入れることになるとは、本人も思っていなかっただろう。
(文=青山大樹)
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