結婚相談所は、二次元嫁を探す場所じゃない!? 「とら婚」ツイートの反響と“リアルオタク”の結婚事情
とらのあな結婚相談所「とら婚」のツイートに賛否両論が飛び交い、話題になっている。
2月に誕生した「とら婚」は、同人誌ショップ「とらのあな」のグループ企業。「趣味と結婚を両立させる。オタクに寄り添う結婚相談所」として、現在約400人が加入しているという。
問題となったのは、18日に公式アカウントが発したこんなツイートである。
* * *
(1)オタク趣味しかない人
(2)オタク趣味を持つけど他にもいろいろやっている人
(3)オタク趣味を持つけどなんらかのスペックが高い人
選ばれるのは(2)か(3)です
なので是非自分に「付加価値」を持たせてください
それは多ければ多いほどいいです
だから、オタク以外のことにも目を向けて欲しいです
引用
https://twitter.com/ToraCon_Akiba/status/909704489568952320
* * *
これに対して、「それができる奴はとら婚に行ったりしない」という批判と、「引き出しを増やそうとアドバイスをしている」と好意的に受け取る人まで、多数の意見が寄せられているのである。
本来結婚というものは、両性の合意によってなされるもの(by日本国憲法)。実際、これまで結婚することに成功しているオタクは、ツイートの(1)~(3)の、どのジャンルに属している人が多いのか?
自身はディープなオタクだが、ある結婚相談所を利用して「一般人」との結婚に成功したA氏は、自身の体験をこう語る。
「自分は、オタク以外に趣味はないんですが……。最初に登録した時にはっきり言われたのが、“太っていると女性には見向きもされない”と。その頃体重が110キロだったんですが、30キロ以上ダイエットしたら、急に申込みが……」
別にイケメンでなくても構わないが、まずはプロフィール写真での見た目が重要ということの様子。ただ、結婚に至るまでのデートの間も、特にオタク話をすることはなかったとか。
「食べ物の話とか、他愛もない話ばかりです。お互いの趣味を許容できることが、ゴールインできた理由だと思います」(A氏)
やはり、趣味の内容よりも相互に「理解」を示し「尊重」することが重要な要素のようである。
一方で「オタクは一般人と結婚すべきでない」と語るのは、オタク同士で結婚したというB氏。
「一般人と結婚したオタクで幸せそうなヤツは、あまり見ませんね。盆暮れのコミケはもちろんのこと、行きたいイベントにも行きづらくなるんじゃないでしょうか」(B氏)
そんなB氏も、ジャンルは違えどコミケにサークル参加している者同士で結婚し幸せだったハズだが「子どもができてから子ども優先で、土日のイベントには行きづらくなった」と嘆くのである。
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