「ペロペロ舐めて」悪女・元子に屈辱の展開も、武井咲の“デキ婚報道”が脳裏にチラつく『黒革の手帖』第7話
#ドラマ #テレビ朝日 #武井咲 #どらまっ子 #大羽鴨乃 #黒革の手帖
もはや残された道は長谷川への直談判しかない。そう決心した元子の前に安島が現れ、「これを持っていれば会長(長谷川)は会ってくれる」と茶封筒を手渡すのですが、その中身を見た瞬間、元子は心の中で「手帖に代わる切り札になる!」と快哉を叫びます。
そして画面が切り替わり、着物姿の元子が堂々とルダンの店内に入り、店員に向かって「近々、このルダンのママになる原口元子と申します」と自信たっぷりの表情で言い放ったところで今回は終了となりました。
さて、感想ですが、やはり触れざるをえないのは、主役を務める武井のデキ婚でしょう。ただでさえ注目を集める中、まるで狙ったかのようにドラマ内でも妊娠。しかも、警察から全力で逃走したあとに階段から転げ落ちて流産というシーンがあったため、「妊婦にそんな演技をやらせていいのか」とドラマに集中できなかった視聴者は少なくなかったかもしれません。
それと今回、元子が派遣ホステス時代に働いていたクラブのママ・岩村叡子(真矢ミキ)にカルネ譲渡の件を相談した際、「ルールを破った女に居場所はない。元々あなたは銀座に合わない女だった」と痛烈な言葉を浴びせられる場面がありました。これに対して元子は「諦めません。私はこれからもこの銀座で生きていく」と返すのですが、このシーンについても“銀座”を“芸能界”に置き換えれば今の武井の状況にぴったりだな、なんて余計なことを考えてしまいドラマに集中できませんでした。
結婚も妊娠も武井の人生ですからとやかくは言えませんが、今回のドラマでせっかく悪女役に開眼しただけにもったいないな、というのが率直な意見です。また、前回から復讐の鬼と化して再登場した村井や波子も絶妙なキャラを発揮して盛り上げているだけに、せめてデキ婚発表はドラマ終了後にすれば良かったのではとも思ってしまいます。
なにはともあれ次回で最終回。安島から手渡された茶封筒には一体何が入っていたのか、元子の運命やいかに。あっと驚く展開&結末を期待して放送を待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)
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