トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > ドーピング問題で牛肉に大打撃!?

プロボクシングのドーピング問題で“メキシコ産牛肉”に大打撃!? 現地業者に聞くと……

「メキシコでは家畜にこうした薬物を使用することは禁じられているため、本来は問題がないはずなのですが、アメリカ産牛肉の一部にこれが許され、隣国メキシコに流れているという風説は確かにあります」と前出業者。

 事実、11年にはメキシコで、サッカー選手5人に薬物の陽性反応が出たときに、その原因が合宿中の食肉だと認められた。そのため、世界アンチドーピング機構(WADA)が公式に中国やメキシコでの食事に注意するようスポーツ選手に通達したこともあるのだ。対して食肉業界はどうか? メキシコ肉の輸入に携わる現地業者に聞いてみた。

「メキシコではサガルパと呼ばれる食料省が安全性を厳しく管理していて、検査を受けた処理施設が肉の加工を行っている。牛肉よりもずっと多くの豚肉やアボカド、マグロなどがすでに日本に輸出されているが、何も問題は起きていない」

 ただ、調べたところでは、サガルパが検査している食肉は全体の6~7割で、残りはそうではない。こう見ると、食肉業界では安全を前提に話が進んでいても、スポーツ方面では危機感が根強い印象。そのあたりは日本側の検査を信じるしかなく、まさか人体に悪影響を及ぼす汚染肉が市場に出ているとは思えないわけだが、ボクシングのドーピング騒ぎで警戒感が強まったのは確かだ。食の安全には、供給する側がそれを証明して不安を払しょくする必要がある。当然、ボクシング側も、ネリの主張が本当なのかを検証しなければならないだろう。
(文=片岡亮/NEWSIDER)

最終更新:2017/09/21 18:39
12
ページ上部へ戻る

配給映画