暴力に加え、17歳のベッドシーンも……『僕たちがやりました』は、視聴率5.4%くらいがちょうどいい!?
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カンテレ制作の『僕たちがやりました』も第7話。爆弾を仕掛けて不良高校・矢波高の生徒を10人も殺した上に、身代わりが出頭したおかげで無罪放免となったクズどもが今日も元気に暮らす様子を描いた第7話の視聴率は5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低空飛行が続いています。
まあ、全体的に暴力とか多くて、あんまり教育上よろしくないですし、こんなご時世なのに17歳の永野芽郁ちゃんがベッドシーンに挑んだりしておりますので、口うるさい方々に見つからないくらいのちょうどいい数字で推移していただければと思います。個人的にはすごく楽しんでいるので、このドラマに何か制約じみたものがかかると、ちょっとね。イヤな感じよね。というわけで、今回も振り返りです。
「幸せを感じるたびに思い出せ、人の命を奪ったということを──」
せっかく無罪放免になったのに、刑事・飯室(三浦翔平)に言われたこの言葉が脳裏に焼き付いてしまったトビオ(窪田正孝)は、夕陽に魅入られるように校舎の屋上から身を投げてしまいました。
飛んだ直後、空中で、トビオはこう思ったそうです。
「もしこのまま死んだら、死んで罪を償おう。生きてたら、そのときは新しい俺を始めよう」
爆破事件を起こした4人のうち、自殺を図ったのはこれで2人目です。1人目の伊佐美(間宮祥太朗)は事件直後、数日にわたって街をさまよった末に、廃倉庫のような場所で首を吊りました。幸運にもロープが切れて一命を取り留めた伊佐美は、気が付くとリトル伊佐美(ちんこ)がバキバキに勃起しており、すぐさま彼女の今宵ちゃん(川栄李奈)を抱くことで自我を取り戻していました。
はたして屋上からアイキャンフライしたトビオもまた、庭木の上に落下したことで、脚の骨折だけで済みました。そしてトビオは、トビオの考える“新しい俺”を模索する日々を始めます。
運ばれた病院には、事件の被害者で、その後遺症+蓮子(永野芽郁)を守るために自分の腹を刺したケガで、市橋(新田真剣佑)も入院していました。
トビオは、市橋に明るく話しかけます。
「市橋じゃーん! 久しぶり! ニュース見たろ? 犯人、俺じゃなかっただろ?」
いや、おまえだよ。おまえが目の前の男の人生を台無しにしたんだよ。ということはトビオ自身もよくわかっているのですが、もう「新しい俺を始める」と決めたので、弱っている市橋とどんどん仲良くなろうとします。
さらに、リハビリの先生であるミナミちゃん(水沢エレナ)を気安くナンパして退院後のデートの約束を取り付けるなど、もうイケイケどんどんです。
事件前は「そこそこの人生」を標榜していたトビオでしたが、いろいろあって「そこそこじゃ足りねえよ」と思うようになっていました。「幸せになって、とんとんだろ」と。
しかし、幼なじみの蓮子だけには、連絡を取ることができません。「ずっと信じてたんだ、トビオは犯人じゃないって」と言ってくれた蓮子には未練タラタラですし、蓮子がトビオのことを好きなのもよーくわかってますが、だからこそ、それは無理なのでした。
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