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週刊誌スクープ大賞

大量の万引き本、夏休みの宿題……“異様”出品続出の「メルカリ」が日本を殺す!?

 今週の第1位も新潮砲。今井絵理子の不倫相手、橋本健神戸市議は新潮のおかげで日本一有名な市議になった。この市議に政治活動費(地方議員に対して調査や研究、広報活動に役立てる費用として、自治体が支給する)不正受給疑惑があると新潮が報じているのだ。

 なんでも、ハシケン通信というチラシを10年から14年度の5年間で、計12回作り、合計で50万部以上印刷して計720万5,330円を政治活動費として支払っているそうだ。

 だが、その印刷業者は橋本の友人の会社で、本業は輸入車販売会社なのだ。橋本は、そこが受けて、印刷は別の下請けに出したと釈明しているが、どうもおかしいと新潮はいうのである。

 なぜなら、15年7月に神戸新聞が複数の神戸市議の政活費不正流用疑惑をスクープしたが、その年に、橋本はその会社への発注をやめ、別の業者に出しているのだ。

 この疑惑、あの「号泣議員」野々村竜太郎元兵庫県議の二の舞になるのか? と思ったら、展開は早かった。

 まず、橋本が記者会見を開き、印刷はしていたし、不正はないといい切った。

 証拠は出すと大見えを切ったが、なんのことはない、肝心の印刷業者が、「神戸市内の印刷業者は24日、代理人弁護士を通じて『実際には印刷の仕事をしていないのに、橋本市議に頼まれて領収書を発行した』と明らかにした」(8月25日付日刊スポーツ)のである。

 そして朝日新聞DIGITAL(8月28日11時44分)「橋本市議、政活費不正疑惑で辞意 今井氏関連分は返還」と報じられた。

「神戸市の橋本健市議(37)=自民=が、市政報告の印刷費をめぐり政務活動費約700万円を不正請求した疑惑が浮上し、橋本氏は28日、所属会派を通じて『多大なご迷惑、ご心配をおかけし、心よりお詫(わ)び申し上げます。印刷費についても返金する』とのコメントを出し、議員を辞職する意向を明らかにした。29日にも辞職願を提出するという」

 悪さをするならもっとうまくやれなかったのか。所詮、議員なんぞになるのが間違いだった人間としか思えない。

 今井絵理子も男を見る目がなかったと今頃泣き伏しているかもしれない。そんなタマではないか。

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 ここで取り上げるほどのものはないが、まずはポストから。いつもの西田幸樹カメラマンの連載は「義姉、早紀」。後半は「見れば見るほど虜になるエロティック・ホール へその穴図鑑」。これって企画としてはなかなか面白い。セックスの最中、相手のヘソの穴をじっくり見ることはなかなかない。いろいろな形をしているものである。一見の価値、すこしあり。「2018年カレンダー 河合奈保子『再会の夏』」。もう一本は「久松郁実 新撮ビキニ」。

 現代は、「ヘアヌードで天下取り! 元国民的アイドルグループ 松田美子」。いつも思うが、この「国民的アイドルグループ」ってどこのことなのかね。AKBとか書いてもらわないと、こちとらピンとこない。今週の売りは袋とじ「平安絵巻の女性器」。平安時代にも春画があったんだね。エロスはいつの時代もあったのだから、当然だが、こうしてじっくり見てみると、何やらありがたく見えてくるから不思議だ。江戸時代の生々しさとは少し違う神々しさがあるような気がする。これは必見。よって今週は現代の企画勝ち。
(文=元木昌彦)

最終更新:2017/08/28 21:00
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