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「トークを期待するな」「ネタは飽きた」と業界評価低下中のブルゾンちえみ お笑い捨てて女優シフトで生き残り?

「トークを期待するな」「ネタは飽きた」と業界評価低下中のブルゾンちえみ お笑い捨てて女優シフトで生き残り?の画像1ブルゾンちえみオフィシャルブログより

 今年最もブレークした芸人といえば、ブルゾンちえみだろう。各局のバラエティ番組に出演するだけでなく、ドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)では3番手として抜擢。さらにはNTTドコモのCMにも出演し、まさに売れっ子状態だ。しかし、業界内の評価といえば、決して高いわけではない。お笑い番組の放送作家はこう話す。

「ネタは確かにキャッチーで、世間にも受けましたが、いかんせんトークスキルがなさすぎる。『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に“アメリカかぶれ芸人”として出演したときなどは、完全に空回りしていて、見ていられませんでした。あれ以来、私の周りでは、『ブルゾンにはトークを期待してはいけない』というのが共通認識になっています」

 実際、ブルゾンのバラエティ番組出演は、一時期に比べると減少しており、キャリアウーマンネタをテレビで見かけることも少なくなった。

「正直、ネタは完全に飽きられていますし、第2、第3のネタも出てこないということで、芸人としてはかなり厳しい状況だと思います」(同)

 その一方で、ブルゾンを高く評価する関係者もいる。

「知名度も高いし、好感度も意外と高い。あくまでもキャリアウーマンネタが受けていたわけで、視聴者もブルゾンにそれ以上の高度なお笑いを求めているわけではないんですよ。だから、普通の女性タレントと同じような感じで、結構使いやすいと感じているスタッフはいると思います。事務所もナベプロで大手だから、今後もバーターなんかでそれなりにプッシュしてくるだろうし、すぐに消えたりはしないんじゃないでしょうか」(制作会社関係者)

 そもそもブルゾン本人は、芸人志望ではなく、ワタナベエンターテインメントカレッジの「バラエティタレントコース」の卒業生だ。ネタには、そこまでこだわりがないとの話もある。

「『人は見た目が100パーセント』での演技もそれなりに評判が良かったし、今後は芸人というよりも女優としての活動に軸を置きたいという本人の意向もあるようです。事務所としても、女優業やCMをメーンにして、たまにバラエティにも出ますよ……くらいのほうが効率よくもうかるし、そっちの方向性で行くのではないでしょうか。女優であれば、トークがヘタでもまったく問題ないですからね」(同)

 ここ1~2年、ナベプロは、あばれる君、平野ノラ、サンシャイン池崎、そしてブルゾンちえみと、ピン芸人を続けざまにブレークさせている。しかし、彼らに対する評価は総じて厳しい。

「どの芸人もバラエティ番組には一通り出ていますが、やはりトークがヘタで、ひな壇の集団芸もあまり上手ではない。その後、何年も活躍して、ゆくゆくは番組のMCに……という展開には程遠いというのが実情です。その中でブルゾンについては、結構早い段階でネタに見切りをつけて、タレントや女優の方向にシフトした感がある。おそらくナベプロも、ピン芸人ゴリ押しが一時的な成功しか生まないということを学んだのでしょう。そういう意味でブルゾンは、なんだかんだで消費されないように、うまく生き続けていくような気がしますね」(同)

 今後、ブルゾンちえみがどういう形で芸能界をサバイブしていくか、後続の芸人たちにとっても重要なサンプルとなりそうだ。

最終更新:2017/08/27 08:00
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