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日刊サイゾー トップ > カルチャー  > コミュ障でも同人誌の感想ゲット
【同人活動レポート】

コミュ障だって大丈夫! Twitter抜きで同人誌の感想をもらう方法

 使いこなせないねたみからTwitterの悪口はいくら書いても尽きることはない(これでもだいぶ字数を削った)。Twitterを使わないのは2017年時点の同人活動において翼の折れたエンジェル状態だが、自分に合わないツールは使いたくない。かといって、悪口を言うだけで何もしないデモデモダッテ野郎が死ぬほど鬱陶しいのは言うまでもないことだ。そうなると感想がほしい同人女がやれることとは何か。

 答えは「Twitter以外はものすごく前のめり」だろう。

 pixivに作品をアップロードするタイミングや、同人誌を出す都度、私は「感想が欲しい」と口を酸っぱくして言っている。正直最初は「感想乞食と思われたら、恥ずかしいよぉ///」とためらいもあった。しかしよく考えれば感想が欲しくてたまらない感想乞食なのは揺ぎ無い事実だと気づいてからは吹っ切れた。

■5年目(うちオフライン2年)の二次創作同人作家がもらえた感想の数

 そして、以下が私の同人生活5年で得た感想の数になる。

【5年目の二次創作同人作家(私)がもらった文字での感想】

・書いた話の数…オンラインでは20話、オフラインでは4話。イベントは過去5回参加
・同人活動をしている友人はいない
・書いているものは漫画でなく小説
・オンラインはpixivのみ(Twitterや個人サイトでアカウントを持たない)

◆直筆の手紙…1件
◆メール…2件
◆pixivのメッセージ…2件
◆pixivの作品下に表示されるコメント…5件
◆自分で作った感想フォームから…3件
◆Twitter(ペンネームでエゴサーチした)…9件

 同人誌の頒布部数と同様に、感想がどれだけ来たかというのもタブー視される話題の一つだ。さらに、同人活動の内容は100人いれば100通りなので単純な比較は難しい。ただ、上の数字は自分では「多くはないが、善戦している」とは思う。なお、頂いた感想はすべて暖かいもので、何度も読み返している。

 なお、上記の中では「感想フォーム」だけが名乗らずに感想を送ることができる。名乗るのはプレッシャーかもしれないと思い最近用意したが、手軽さからわりと匿名で送ってくれる方がいるのでおすすめだ。

■pixivでブックマーク数が多い話ほど感想が来るとは限らない~トキの法則~

 pixivの人気指標の一つにブックマークがある。ブラウザのブックマークと同じでしおりの機能になり閲覧者は作品についたブックマークの数を確認できる。しかし、「ブックマークを多くもらえる話」と「感想をもらえる話」は私の場合必ずしもイコールではない。書いたもの中には500人以上のブックマークがついている話もあるが、一番感想をもらいやすく感じるのは、50ブックマーク前後の話だ。

 これは二次創作ならではの事情がある。私ははまるキャラクターが毎回マイナーな“脇役好き”だ。例えば『桃太郎』の二次創作なら、「桃太郎」「鬼」は眼中なし。「犬、猿、キジ」くらいのメジャーな脇役にはまることもあるが、「桃が流れる川のせせらぎ」クラスにぐっとくるときすらある。自分が脇役好きなので、脇役のスピンオフを書くことが二次創作だと思っていたが、たいていの二次創作において一番人気は主人公を書いた話だ。

 やはり桃太郎の二次創作の場合、「川のせせらぎ萌え」で書くよりは「桃太郎萌え」で書いた方がブックマーク数は集まりやすいだろうし、私の場合も500ブックマークを超えた話は「脇役の中では比較的人気のあるキャラクターの話(『桃太郎』なら「犬」レベルでメジャーな脇役)」だった。

 しかし「川のせせらぎ」クラスを主役にした超マイナーの二次創作になると、「これしかない需要」というブースターがかかる。カラスとトキなら、トキの方が「なんとかしないとこいつら絶滅する」と周囲は思うはずだ。マイナー萌えは、ブックマーク数はさほど伸びないが、感想をもらいやすいのではないかと自分の経験から思う。

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