最年少は4歳! 際どいハイレグも着こなす「女児下着ショー」に非難殺到
羽根や花がデコレーションされたビキニランジェリーに身を包んだモデルたちが、さっそうとランウェイを闊歩する。自身に満ちあふれ、カメラを構える観衆に挑発的な表情をして見せる姿は、米人気下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のショーそのものだ。
ただ、本家とひとつ違うのは、下着モデルたちは、小学生以下の女児であるという点である。
8月5日、中国の四川省成都市のショッピングモールで行われたこのイベントには、「幼い女児を性的対象にするな」「こんなショーに自分の娘を出演させるなんて」などといった批判が殺到している。
確かに、幼児体形に鋭角のハイレグ下着は不釣り合いであり、眉をひそめる人がいるのも理解できる。
女児が出演する同様のファッションショーは、中国全土で開催されている。
先月には、陝西省西安市で行われたファッションショーに、下着やビキニ水着を着用した女児が登場。最年少のモデルは4歳だった。さらに昨年末には河北省邯鄲市で、中高生の少女がモデルを務める下着ショーが開催された。
その背景について、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は話す。
「中国では、女性下着の市場規模は今年にも250億ドル(約2億7,000億円)に達するといわれています。これはアメリカの2倍に当たり、世界でダントツとなっている。今年3月には、ヴィクトリアズ・シークレットのアジア初の大型旗艦店が上海でオープンしたばかり。しかし一方では、市場の成長率は鈍化しつつある。そんな中、各メーカーが力を入れているのが、子ども用下着市場の開拓です。そのため、ファッションショーが盛んに催されている」
こうした客寄せイベントは、往々にして過激化するのが中国の悪い癖。くれぐれも、出演モデルの子どもたちの“黒歴史”とならないことを祈りたい。
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