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週刊誌スクープ大賞

宮迫博之はごまかし、仲間由紀恵は笑い、乙武洋匡は訴えられた……芸能界“不倫の後始末”

 文春の記述が正しいとすると、ローラのケースはこれに当てはまるはずだ。文春から事情を聞かれたローラは沈黙を通したそうだが、最後に芸能活動を続けるのかと聞かれ、「心配してくれてありがとう。うん、私、頑張る。これからもみんなをハッピーにするから待っててね」とけなげにいったそうだ。

 私も行って優しく抱きしめてやりたい。それはともかく、芸能人も一労働者(中には個人事業主になっている者もいるが)である。守ってあげてください、神津連合会長さん。

 今週の第1位は新潮の記事。文春や新潮は、現代、ポストと違って、表紙に売り物企画を載せない雑誌だが、今週、新潮は「錦織圭を迷わすモデル恋人の告白」というのを一本載せている。

 よほど自信のある記事なのだろう。グラビアにはワシントンで錦織(27)と恋人の観月あこ(25)が、仲良く寿司屋で食事をしている写真が掲載されている。

 錦織の年収は、6月に発売されたアメリカの経済誌『フォーブス』によると、世界スポーツ選手の長者番付で日本人最高の26位で、約37億円。

 だが、新潮によると、観月と付き合ってから錦織の成績は低迷し、世界ランクも5位から9位にまで落ちてしまった。

 ファンから観月は「さげまん」といわれているそうだ。だがそんな評にお構いなく、2人は蜜月のようだが、多くの障害があるそうだ。

 その最大のものが島根県松江市に住む父親の清志だ。彼は新潮にこう語っている。

「(結婚については)うーん……わからねぇなぁ。そんなもん全然想像したくもない。彼女(観月)が悪いっていうのはいっぱい聞くし。周りからね。まあ、悪いことしか聞かないからね」

 一刀両断である。観月がもともとモデルとして芸能界で仕事をしていたことも気に入らないらしい。

「もう、嫌い。芸能人って。ウチは本当にリアルな世界だけん。芸能人だとスキャンダルなこともプラスになるけど、我々の世界はそうじゃないけん」

 観月はモデルとしては鳴かず飛ばずだったが、ジャニーズ事務所の玉森裕太や、杉良太郎とのスキャンダルで名をはせてきた。

 今回新潮は、観月への直撃にチョッピリ“成功”している。ネットや雑誌で悪く書かれていることについて、彼女は、見てない、興味がない。

 ワシントンで開かれているシティ・オープン期間中、「夜の営みはしているか」という失礼な質問にも、「やってないですよ(笑)」と受け流す。

 結婚については、「結婚はしたい(ですが)、彼に任せています」と、ボールが錦織サイドにあることを示唆したという。

 グラビアで錦織の表情を見る限り、彼も観月を憎からず思っているようだし、結婚は親が決めるものではない。

 もう一度世界ランクの上位に返り咲き、周囲を黙らせて結婚すればいい。いい大人同士なのだから。
(文=元木昌彦)

最終更新:2017/08/15 11:53
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