日本テレビ『24時間テレビ』が“フジテレビのパクリ”!? 女芸人企画の既視感が……
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8月26~27日に放送される『24時間テレビ』(日本テレビ系)において、水卜麻美アナウンサーと女芸人10人が、ろう学校の子どもたち9人とコンビネーションマリンバに挑戦することがわかった。日本武道館からの生パフォーマンスとなる。
この企画はもともと『世界の果てまでイッテQ!』に出演する女芸人たちにより行われたものだが、内容が“フジテレビのパクリ”ではないかと話題になっている。
「まず、女芸人がそろって何かにチャレンジするコンセプトは、2013年の『27時間テレビ』を彷彿とさせます。この回は、女芸人11人がリレー形式でMCを務めましたが、視聴率は過去最低の9.8%(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)を記録。さらに、楽器への挑戦は『新春かくし芸大会』で恒例だったアイドルのチャレンジ企画を思い出させます」(放送作家)
もちろん、内容が似ているからといって即座に“パクリ”と断罪できるわけではない。それでも、どこかで見たような“既視感”のある企画なのは確かだ。
「それだけ、テレビの企画のバリエーションが頭打ちになっているということでしょう。今年の『24時間テレビ』は、マラソンランナーを当日発表するなど、迷走を続けています。実際には、大物芸能人にオファーが断られたともいわれていますね。その中で、感動縛りで、低予算でも成立する企画として、女芸人と女子アナウンサーを起用した企画が立ち上がったのでしょう。さらに演奏には、演奏指導を担当するプロのパフォーマンス集団も加わるため、あからじめ失敗の可能性は排除された無難すぎる内容です。視聴者はハラハラ感を楽しめず、面白味を欠く企画であるのは確かでしょうね」(同)
“パクリ”というよりは、予算や企画の実現性を加味した結果、似たようなアウトプットとなってしまっているのが実情なのだろう。低視聴率とネタ切れにあえぐフジテレビだけではなく、もはやテレビ業界全体が末期的な状況にあるといえるかもしれない。
(文=平田宏利)
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