ワースト視聴率更新のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』 いよいよ1ケタ台陥落が目前に……
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柴咲コウ主演のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』第31話(8月6日)の視聴率が10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低迷し、自己ワースト記録を更新。いよいよ、禁断の1ケタ台陥落が目前に迫ってきた。
『直虎』は戦国時代に男の名で、遠江(現在の静岡県西部)・井伊家の家督を継いだ“おんな城主”井伊直虎(柴咲)の激動の生涯を描いた作品。
問題の第31話「虎松の首」では、直虎が今川氏真(尾上松也)の命に従い、徳政令を受け入れることを決断。これにより井伊の領地は今川の直轄地となり、井伊家は取りつぶしになる。そこで、直虎と小野但馬守政次(高橋一生)は、いったん今川に従うふりをし、裏で徳川家康(阿部サダヲ)と手を組むことで、井伊家復活を図ろうとする。氏真は政次が城代に据える条件として、虎松(寺田心)の首を差し出すよう要求。政次は虎松のものとされる幼子の首を改めさせ、窮地を脱する……という展開だった。
初回16.9%で、歴代ワースト4位の低視聴率でスタートした『直虎』。第2話は15.5%、第3話は14.3%と降下したが、第4話で16.0%と盛り返し、第5話も16.0%をマーク。しかし、第6話で14.5%に落とすと、それ以降、15%超えは一度も果たせず。第17話では自己最低の11.0%を記録。それでも、なんとか12~13%台で踏ん張っていたが、ジリジリ下降し、10%台まで落ちてしまった。
第31話は、裏のTBS系で『世界陸上ロンドン』男子マラソンが放送され、13.7%の高視聴率を獲得した影響も多少はあっただろう。ただ、ここ最近の視聴率推移を見ると、第27話の12.4%から、12.0%→11.9%→11.3%→10.6%と4週連続ダウンしており、視聴者がだんだん離脱傾向にあるのは明白。このままいけば、日本テレビ系『24時間テレビ 愛は地球を救う40』のフィナーレと重なる8月27日の第34話は“危険水域”となりそうで、この回が1ケタに転落する“Xデー”となる可能性も十分。
ここまで、悪いなりになんとか2ケタ台をキープしてきた『直虎』だが、1ケタ台を記録してしまう日も近そうだ。
(文=田中七男)
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