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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 日ハム・谷元、トレードの裏側

日本ハムが“中継ぎエース”谷元圭介を中日に電撃放出! 仰天トレードの舞台裏

「球団は栗山監督の続投方針で固まっていますし、ある意味、栗山監督のやりたい放題な状態です。もはや今季のCS進出はあきらめて、来季に向けた若手の積極起用に切り替えていきたいのです。中継ぎでいえば、3年目の石川直也、2年目の田中豊樹、新人の玉井大翔あたりを育てたいのでしょう。そのためには、“不動の中継ぎエース”である谷元の存在が障害になる。オフにはFAの件もありますし、『だったら、いっそのこと放出してしまえ』ということなのでしょう。その点、中日はセ・リーグ5位とはいえ、逆転でのCS進出にいちるの望みをかけています。しかし、いかんせん“投壊”状態。Aクラスを狙うためには、投手の補強が必要だったわけです。谷元は三重県出身で、準地元の選手であり、願ったりかなったりのトレード。日本ハムにとっても、相当額の移籍金を得たのですから、将来を見据えると十分メリットがあります」(スポーツ紙記者)

 日本ハムといえば、13年のキャンプイン直前に主力の糸井嘉男外野手(現・阪神)を同一リーグのオリックスに放出。昨オフには、12年に最優秀防御率、パ・リーグMVPを獲得した元エースの吉川光夫投手が複数トレードで読売に移籍するなど、ドラスティックな面がある。

 今回の谷元トレードに関して、ファンの間では「功労者に冷たい」といった球団への批判の声が多数出ている。その上、中田との残留交渉にも消極的で、大谷翔平投手の早期ポスティングを容認するようだと、ファンから見放されてしまう恐れもありそうだ。
(文=田中七男)

最終更新:2017/08/02 17:38
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