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伝説のアイドル楽曲を再発見! 『昭和アイドルアーカイブス・岡田有希子編』参戦レポート

伝説のアイドル楽曲を再発見! 『昭和アイドルアーカイブス・岡田有希子編』参戦レポートの画像4会場では多くのグッズが展示即売された

 さて、ここで、会場に展示されているグッズが紹介される。「昭和アイドルアーカイブス」では、毎回取り上げたアイドルのグッズが展示されるのだが、今回は神保町のCDショップ「タクト」から、岡田有希子のサイン入りレコードやコンサートパンフレットなどが展示され、その場で即売もされていた。ゲストの2人も興味津々。EPとLPを見比べて「どうしてこれとこれが同じ機械で再生できるの?」と不思議がる。時代は変わっているんだなと実感させられる。

 再び、トークに戻って、アンケートで寄せられた「岡田有希子で聴きたい曲」「さんみゅ~にカバーしてもらいたい曲」を紹介。シングルのB面曲から、アルバムの曲まで、様々な曲名が挙がる。そして、ゲストの2人が歌いたいのは、新原が「恋のダブルス」、西園が「二人だけのセレモニー」とのことだった。

 いよいよ、イベントも終盤、最後に、新原、西園、橘の3人で一曲歌う。曲は、岡田の最後のシングルとなった「くちびるNetwork」。前述のとおり、さんみゅ~もカバーしているが、今回はあえて当時のアレンジバージョンを披露する。

「ねえ、誘ってあげる ロマンチックに」

 懐かしいメロディーが、新たなアイドルたちによって歌われていく。それはとても美しいことだと思えた。歌い終わった3人は、「ワクワクした」「またやりたい」と感想を述べ、本編は終了。

 終演後は、出演者の物販と特典会。楽しげにファンと交流するメンバーを見て、とても暖かい気持ちになった。

 あの日、とても悲しい思いをしたアイドルファンたちが、今はこうして新たなアイドル文化を育んでいる。

 時間の流れ、人の移り変わり、そんなものの中でも、アイドルになりたいという女の子の思いと、それを応援するファンの思いは消えずに残っていく。この文化が、少しでも長く続いてくれることを願いたい。そんなことを実感されられたイベントだった。
(文=プレヤード)

■「昭和アイドルアーカイブス」
次回開催:8月21日(月) 神保町 楽器カフェ
テーマ:中森明菜
ゲスト:千知(CECIL・THE HOOPERS)

最終更新:2017/08/05 18:00
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