山下智久『コード・ブルー』脚本家チェンジに賛否! 一番気になる“アレ”に触れずモヤモヤ……
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『名探偵コナン』でおなじみのやつ
3人目は、認知症の新薬の開発競争に敗北し、公園で服毒自殺を図った研究者・秋本(戸田昌宏)。藍沢たちのおかげで助かりますが、病院の渡り廊下からダイブ。肝臓が破裂したものの、ガーゼで応急処置をするダメージコントロールにより、再び一命を取りとめます。自殺を繰り返す夫に、妻は「夫は、生きたいと思ってるんでしょうか」と苦悩しますが、藍沢は「ダメージコントロールは、患者さんの生命力に問いかける行為です。秋本さんの体は生きたいと答えてくれた」と説明。心はどうであれ、体は必死で生きようと頑張ってるってことを言いたげです。
また、搬送中のドクターヘリで秋本の吐瀉物を浴びた冴島(比嘉愛未)が気絶。空気が汚染され、同乗していた白石(新垣結衣)や灰谷(成田凌)も眩暈や嘔吐に苦しみました。って、公園で倒れてる人が発見された場合も、救急車じゃなくてドクターヘリが駆けつけてくれるんですね。呼吸が弱いから? まあ、いっか。
いつもはデクノボーの灰谷ですが、ヘリ内で「甘いにおいがした」ことを覚えていたため、秋本が飲んだ毒物がシアンであることが判明。意識のない冴島に解毒剤が投与され、ラストでは意識が戻り、藤川(浅利陽介)からプロポーズを受けました。ちなみにシアンは、40%の人しかにおいを感じ取ることができず、白石は感じなかったそうです。そういえば、『名探偵コナン』(日本テレビ系)でも、「口からアーモンド臭がしたら、青酸カリ(シアン化カリウム)で決まり」って言ってましたね。
胎児への影響に全く触れない脚本
というわけで、いつもの「あー、忙しい、忙しい」という感じのバタバタ感はなかったものの、複数の患者を紹介していた第3話。秋本と緒方がベッドの上で小競り合いをしたりと、病院内の地味なシーンが続いたため、『コード・ブルー』っぽい派手さはなく、物足りない視聴者も多かったようです。
また、シアン中毒になったあと、薬物をドボドボと投与されていた冴島ですが、胎児への影響が心配ですね……。その辺、劇中で全く説明がないんですが、心配無用ということですか? でも、シアン化合物ってタバコにも含まれるし、早産とか心配……。モヤモヤ、モヤモヤ。
そして、なんといっても切ないのが、橘(椎名桔平)と三井(りょう)の10歳の息子・優輔(歸山竜成)ですよ。拡張型心筋症を患い、常に補助人工心臓を付けている優輔ですが、前回は小児科の子どもたちが水遊びしているのを遠くから見ることしかできないのに「僕、楽しいよ!」と笑顔を見せたり、今回は新聞を読みたいと言い出したと思ったら、子どもの事故をチェックしてドナーになりそうな子どもを探したり、ああ、つらい! 病気の子どもは見ていてつらい! フィクションだけどつらい! こんなんでは、『24時間テレビ』(日本テレビ系)は、今年も見られないでしょう。はい、見ません。
そんなわけで、総じて地味だった第3話。次回は、優輔の容態が急変し、吐血しちゃうんだそうです。ひどい! もう優輔を苦しめるのはやめて! でも、見たくないけど、見ます!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)
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