元SPEED・今井絵理子参院議員“不倫報道”で放った名言「一線を越えてない」は流行語大賞を獲るか
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さらに陸上自衛隊でも日報のデータが見つかっていたのに、隠蔽していたことが発覚した。だが、幹部会議の場で出す必要はないとされ、稲田大臣も隠蔽を了承していたというのだ。
陸自は独自に調査し、稲田大臣に非公表の了承を得ていたのに、すべてを陸自のせいにされたため、組織防衛を図った陸自の関係者がマスコミにリークしたのではないかといわれているようだ。
7月27日の朝日新聞が一面で「岡部陸幕長、辞任へ 日報問題で引責」と報じた。稲田は「報告を受けていない」としているが、そうした彼女のいい訳を陸自のトップがひっくり返したわけである。
文春で防衛官僚覆面座談会をやっているが、そこで「稲田大臣は過去25年で最低」だといわれている。
日報問題に関する防衛監察本部の調査結果は7月28日に発表されたが、予想されたとおり、稲田が陸自の日報隠しに関与していたかどうかについては玉虫色にしたが、私が推測するに、稲田を辞任させるという条件で官邸が取引したのに違いない。
この問題だけではなく、これまでも失言・方言は枚挙にいとまがなかった。現代は、そうしたこれまでの稲田朋美の発言を改めて取り上げている。
森友学園の弁護士だったことを隠して答弁したが、代理人として法廷に立っていたことが発覚して謝罪。
安倍と真珠湾に行って帰ると、すぐに靖国へ参拝して安倍を激怒させた。東京都議選の応援で、「防衛省・自衛隊・防衛相としてもお願いしたい」と放言。このときの防衛省への抗議電話は森友学園の比ではなかったという。
こうして、北朝鮮とアメリカの緊張が高まる中、官邸が防衛、外交の関係者を呼んで危機に対応する策を取るよう指示した時も、肝心の防衛大臣が、その席に呼ばれなかったと現代が報じている。
これほどひどい防衛相を追い落とす、否、変わってもらわなければ国の防衛の根幹が揺らぐという防衛省制服組と、現場の自衛官たちの「猛爆撃」があったため、めでたく稲田は撃墜されたということである。
稲田は、防衛相としては25年の中で一番ひどいのかもしれないが、戦後の政治史の中で最もひどい大臣のワースト1だと、私は思う。
このように安倍自民党が断末魔の様相を呈している千載一遇のチャンスだというのに、野党第一党の民進党もひどいことになっている。蓮舫代表が辞任してしまったのである。
蓮舫などはしょせんリーダーの器ではなかったし、野田という、民主党を大惨敗させた「戦犯」を幹事長に据えた時から、先は見えていた。
だが、形だけでも党が一丸となって安倍政権打倒を旗印に、野党共闘しなければいけない時に、党内がバラバラだということを公表しなければいけなかったのか、理解に苦しむ。
しかも、民進党の支持基盤である連合も、専門職で年収の高い人を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」の政労使合意に対して、内部から多くの批判があり見送るという失態を演じ、こちらも求心力を失っている。
神津連合会長とは5月の終わりに会った。連合は民進党を支援するのではなく、批判ばかりしている。共産党を入れた野党共闘なくして政権奪還はできない。安倍首相との距離が近すぎるのではないかという質問をした。
民進党に対しては、いうべきことはいうが支持することに変わりはない。だが、共産党が中心となる野党共闘は絶対に認められない。安倍首相は元々社労族だから、われわれの考えに近いと、安倍と親しいことを隠そうとはしなかった。
10月に辞任するといわれているがという質問には、役員推薦委員会が議論しているところだから、そこで出た結論を尊重すると、言明を避けた。
このように、安倍政権打倒にまとまらなければいけない野党や労働組合がバラバラでは、安倍が抜き打ち解散でもすれば、安倍批判票の受け皿になる野党は共産党しかない。いっそ小沢一郎を担いで「安倍にNO!といおう党」でもつくれば、おもしろいのではないか。
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
現代から。今週のウリは「ついに登場! 女優 真木よう子」。個性的な娘(こ)である。映画『ベロニカは死ぬことにした』は、難しい役柄を懸命にこなしていたが、彼女の持つ「妖しさ」がよく出ていたと思う。得難い女優ではあるし、できればヘアヌードも見てみたいものだ。
袋とじは「妄想グラビア 新人OLまつりの日記」。詳しく書くほどのものではない。
ポストは、毎度おなじみの巻頭「西田幸樹 NOW ON 謎の異邦人ジョン」。異邦人というくらいだから日本人ではないのだろうが、なかなか魅力的な女性である。こんな女性が一晩、添い寝してくれたら……、いいだろうな。
後半は「すさまじきフェチの世界 マニアックAV厳選7」。袋とじは「人気AV嬢 たかしょーとイクッ! 群馬のセックステーマパーク『珍宝館』訪問記」。あとは「新シリーズ 都合のいい女 あい」。こう見てくると、たくさんいるもんだね「脱ぎたい女」っていうのは。
でも、旬の大物女優のヘアヌードっていうのが見られなくなってずいぶん経つ。ここらへんで、ドカーンとお金を出して、誰かを脱がせてくれないか。
今週は、現代は真木よう子、ポストは企画もので工夫あり。そこで引き分けとする。
(文=元木昌彦)
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