“熱盛ジャパン”稲葉篤紀の侍監督を後押し!? 『報ステ』スポーツコーナーの攻めの姿勢
#スポーツ #プロ野球 #熱血!スポーツ野郎
野球日本代表「侍ジャパン」の新監督に就任する、と報じられている元北海道日本ハムファイターズの稲葉篤紀(いなば・あつのり)氏。これを受け、SNS上ではこんな声が湧き上がっている。
「熱盛ジャパンの誕生だ!」
篤紀ジャパンでも、もちろん稲葉ジャパンでもなく、“熱盛ジャパン”。これ、『報道ステーション』(テレビ朝日系)を見ていないとワケがわからない。
稲葉といえば、2014年シーズン限りで現役を引退した後、翌年から『報道ステーション』のプロ野球コメンテーターに就任。野球シーズンは、ほぼ週1ペースで出演を続けている。そして、このスポーツコーナーで今季から始まった新ミニコーナーが「きょうの熱盛」だ。
野球ニュースの名物コーナーといえば、『報ステ』の前身番組、『ニュースステーション』時代にあった「プロ野球1分勝負」を思い出す人は多いだろう。「きょうの熱盛」も「1分勝負」同様、約1分間の短い尺で“その日のプロ野球で熱く盛り上がったシーン”を振り返ろう、というもの。
ただ、「1分勝負」が主に勝敗とホームランを振り返るコンセプトだったのに対して、「熱盛」は勝敗度外視で(というか、勝敗に関係のないシーンから)好プレーを凝縮して見せてくれる。比較的ファインプレーが切り取られることが多いのだが、ときに珍プレーや走塁などの玄人受けする場面、観客のファウルボールナイスキャッチ、さらには審判、ランナーコーチなど、従来のスポーツコーナーではまずお目にかかれないシーンが出てくるとあって、野球ファンの間で好評を博しているのだ。
野球ニュースは、どの局、どの番組であっても、勝敗にかかわったプレーを元にコーナーを構成する。それはもちろん正しいのだが、プロ野球がこれほどのファンを獲得し、下位チームであっても観客動員数の新記録を更新し続けているのは、“勝敗を度外視した魅力”があるからにほかならない。「きょうの熱盛」は、そんな野球ファンのニーズと合致し、人気となったわけだ。
稲葉の『報ステ』出演は週1のため、熱盛=稲葉のコーナー、というわけではない。むしろ、「熱盛」の進行をレギュラーで務めるテレ朝の寺川俊平アナこそ“熱盛男”。ただ、狙ったのか、たまたまなのか、名前が似ている(アツノリとアツモリ)こともあって、稲葉=熱盛という認知が広まっているのも事実だ。
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