ペット捜索に懸賞金5,000万円超! 中国で新たな“誘拐ビジネス”が爆誕!?
2017/07/21 18:00
#中国 #海外ニュース
大企業の御曹司・王思聡氏が公開した、飼い犬の情報を求める実際のSNSの画像
今回のように、中国では行方不明となったペットに多額の懸賞金をかける富豪のニュースは珍しくない。「今日頭条」(7月5日付)は、中国富豪ランキング1位の大連万達集団(ワンダ・グループ)の御曹司・王思聡氏がSNSで公開した愛犬に関する投稿について報じている。王氏の飼っているハスキー犬が自宅から逃げ出してしまったのだが、SNS上に「発見者には100万元(約1,600万円)の懸賞金を提供する」と発表したのだ。SNS上には「仕事を辞めて富裕層専門のペット捜索業をやろうかな」「俺がいなくなったって、こんな大金かけて探してくれる人いない。富豪の家のペットにでもなりたい!」など、新たなビジネスチャンスと見るネットユーザーがいる一方で、ペットをうらやむ声も多く寄せられた。
一方で、新たな犯罪の出現を危惧するのは、上海駐在の大手紙記者だ。
「これだけ懸賞金がつり上がると、それ目的でのペット誘拐が必ず出てきますよ。現在では希少な高級犬を転売目的で盗む犯罪者がいますが、今後は飼い主に“買い戻してもらう”ビジネスモデルになるかもしれません。2015年9月には、蘇州市で愛犬を盗まれた女性が犯人の要求に応じて1万元(約16万円)で買い戻した事件も起きています。買い戻す価格が数百~数千万円ともなれば、立派な誘拐ビジネスが成立する」
中国ではよく、生まれる場所によってその後の人生が大きく変わるといわれるが、ペットたちも同様のようだ。
(取材・文=青山大樹)
最終更新:2017/07/21 18:09
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