屈辱感ハンパなし! 電動バイク部品の窃盗犯に「裸スクワットの刑」
2017/07/20 21:00
#中国 #海外ニュース
持ち主(写真右)の命令で、バッテリーを頭にスクワットをする男と、それを周りで見物人
中国で電動バイクは免許も要らず、ヘルメットも必要ないことから、庶民の足として多くの人たちに重宝されている。普通のバイクと違ってエンジン音がしないので、通りを歩いていると、後ろからスーッと近づいてきてぶつかりそうになり、怖い思いをすることもある。
そんな身近な足である電動バイクの盗難事件は、日常茶飯事。しかも、車体ごと盗まれるばかりでなく、バッテリーだけをさっと盗まれたりするケースも少なくないという。
ニュース映像サイト「看看新聞」(7月13日付)によると、山東省の田舎町で、電動バイクのバッテリー盗難に関する珍事件が起こったという。
ある夜、住宅街に出前に来た若い男が、道脇に止めてあった電動バイクから、バッテリーを盗んだ。ところが、その様子は路上の監視カメラにしっかりととらえられており、すぐに身元が割れてしまった。
バッテリーを盗まれたバイクの持ち主は男を捕まえると、よっぽど腹に据えかねたのだろう、警察に突き出さず、自分の手で男に処罰を与えることにした。
その処罰というのが、公衆の面前で上半身裸にして、バイクのバッテリーを頭の上に載せてスクワットをさせるというもの。バッテリーの重さがどれくらいかわからないが、屈辱感のほうが、この男にとっては重荷だったであろう。
動画で一部始終を見たネット民たちは、「気持ちはわかるが、やっぱり自分で処罰しちゃいかんだろう」「捕まえたら警察に突き出すべき」などと、至って常識的な反応を示している。
とはいえ、中国の田舎では、警察を信用せず、または警察のやり方は手ぬるいと思っているのか、こういった私的制裁がまだまだ行われているようである。
(文=佐久間賢三)
最終更新:2017/07/20 21:00
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
02:20更新
イチオシ記事
山岳民族に残る「嫁さらい」の実情を追う 『霧の中の子どもたち』と日本の非婚化