エロピカチュウ、秋葉原解放デモ、t.A.T.u.アニメ化チラシ……
なんで、こんなんしまっていたのだろう……いつの間にか資料棚が歴史の宝庫になっていた話
2017/07/20 22:30
#昼間たかし
なんで、こんなモノを後生大事にしまっていたのだろう……。
取材して書くことを生業にしていると、どんどんと資料がたまっていくもの。だから普段からため込まないように気をつけてはおります。作家・吉村昭は作品を書き終えると、次に必要としている人のために資料を放出していたそうです。
ところが筆者の場合、ちょっと事情が違う。
「これもいつか役に立つかもしれない……」そう考えれば捨てるに捨てられず、しまいこんでしまうのであります。
けれども、そろそろ整理をする時がきたのではないか。そう思って資料棚をいじくっていると、グッとくるやら、自分にあきれるやら。そんな資料の数々を紹介してみたいと思います。
ということで、資料棚のファイルケースをはじから順に空けてみたのですが、出るわ出るわ。とりわけ、児童ポルノ法やら東京都青少年健全育成条例の資料は、ダブりもいっぱい。そして、もう必要ないだろうモノがあふれかえっています。
例えば表現規制反対派からは「規制派の御用学者」のごときレッテルで非難され続けた首都大学東京の前田雅英先生が、各種の議会などで提出した意見書の類いは、山のように……。
最近は登場も少なくなった前田先生。大学教授としての面倒見のよさには定評があった
八王子の山の中まで、お話をお伺いしにいった際、お土産のとらやの羊羹を「これは、受け取れません」と、固辞されたのが印象的でした。ま、持って帰るのも面倒くさいので、最後は受け取ってもらいましたけど。
児童ポルノ法関連では、2009年の改定騒動の際に、自民党の葉梨康弘衆議院議員が資料として配った自作のイラスト集が。「ジャニーズも乳首が映っていれば児童ポルノ」「自白は証拠の王様」「冤罪なんて起こらない」というぶっ飛んだ発言の数々も、今となっては懐かしいものです。
独特のイラストセンスで世間を騒がせた葉梨議員。現在は、ようやく議員として復活
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