なんで、こんなんしまっていたのだろう……いつの間にか資料棚が歴史の宝庫になっていた話
#昼間たかし
そんな資料と共に発掘されるのは、よくわからないグッズの数々。未開封の青林工藝舎創立十周年記念グッズとか、つくば万博の「絵入りはがき」。これらの催しに行った記憶がまったくないのですが、なんで私はこれを持っているのだろう……。
なんだかわからないグッズの山は尽きないもので、幸福実現党がコミケ会場前で配布していた、さとうふみやのイラスト入りのうちわが10枚も。まったく必要ないので、これは処分ということで……。
さらに、何かわからぬポスターを開けば、アニメ雑誌「ニュータイプ」(KADOKAWA)の付録だった『星方武侠アウトロースター』のメルフィナのポスターが。いや、私はまだ伊東先生が続きを書いてくれると信じてずっと待ってますよ……。
でも、これなんかまだマシなほう。t.A.T.u.のアニメ化告知チラシをまじまじと眺めて、結局この企画はなんだったのかと、あらめて首をかしげるしかありません。さらに一時、秋葉原を騒がせた沢本あすかの告知チラシには、諸行無常を感じるばかり。今はどうしているのかと検索したら、フツーにブログで活動が告知されていて、さらに驚きであります。
その秋葉原といえば、いまや語る人も少なくなった「秋葉原解放デモ」の資料も。昔は自分の書いた記事をちゃんと切り抜いて保存していたことを思い出しました。いろいろあった出来事ですが、首謀者の皆さんもそれぞれに出世されて何よりです。
とまあ、多少は棚のスペースを空けることができるかと思って始めた作業。いざとなると、どれも捨てる勇気は起きません。あと50年も保管しておけば歴史的価値が出るかも知れない。かくて、ほぼすべては処分することなく、そっと棚に戻されたのでありました。
(文=昼間たかし)
※次ページで、もう少し紹介します。
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