Juice=Juiceがデジタルシングル配信で「脱握手会」か 特典イベントありきのアイドルビジネスに風穴
#アイドル #ハロプロ
そこで、Juice=JuiceはCDではなくデジタルシングルという形でのリリースに踏み切った。アイドル業界としては、かなり大きな出来事になりそうだとの声も多い。
「デジタルシングルになって特典イベントがなくなるかどうかはわかりませんが、少なくともオリコン対策はしなくなるということであり、予約イベントなどもなくなるとみられています。Juice=Juiceは、今年の秋から世界7カ国でのワールドツアーを控えていて、特典イベントに時間を割けないという事情もあるのでしょうが、握手会ビジネスからの脱却を画策しているのは間違いない。特典イベントをやめれば、アルバムを制作する時間もできるし、ダンスや歌のレッスンを重ねることもできる。パフォーマンス重視のハロプロとしては、“脱握手会“は当然の流れだと思います」(同)
また、Juice=Juiceだけでなく、カントリー・ガールズについても今後はデジタル配信で新曲をリリースしていくと発表している。
「そもそも、ハロプロが所属するアップフロントグループの山崎直樹会長は、以前からCDを売る音楽ビジネスが終わるということを予言していて、それを見据えてコンサート中心のビジネスモデルに転換してきました。実際、現在のハロプロはコンサートや舞台が主な活動場所であり、そこが売り上げの軸となっている。CDを売るための特典イベントというのは、ハロプロとしては決して望んでいた活動ではなかったということなんだと思います。今も昔もハロプロはパフォーマンス重視ですから、あるべき姿に戻りつつあるということなのではないでしょうか」(同)
ハロプロの握手会でトラブルが発生したというニュースはないが、AKB48や欅坂46の握手会では、メンバーが切りつけられたり、発煙筒が投げ込まれたりといった事件もあった。そういった意味でも、握手会の問題点が議論の対象となることも少なくない。“脱握手会”に向かうハロプロが、歪んだアイドルビジネスに風穴を開けることとなるか、今後の動向に注目だ。
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