「号泣謝罪会見」必須!? 飲酒・暴行騒動の巨人・山口俊投手は、今後はどうなるのか
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プロ野球・巨人の山口俊投手に、飲酒による暴力トラブル疑惑が浮上。今年、FA移籍でDeNAから巨人にやってきた“期待の星”が一転、選手生命の危機にさらされている。
7月18日の中日戦で予告先発投手に指名されていた山口。しかし試合開始直前、山口が11日に泥酔して負傷し、治療のために訪れた病院で扉を壊したり警備員を負傷させたりした疑いが発覚したため、先発は急遽、高木勇人投手へと変更された。
山口は2005年にドラフト1位で横浜(現DeNA)に入団し、昨年末、FA権を行使し巨人に移籍。年俸は3年総額7億円といわれている。しかし、今シーズンは開幕に出遅れここまで4試合に登板し、わずか1勝を挙げただけ。期待外れの上での大失態だが、山口の今後はどうなるのか? 長年にわたってプロ野球の記事を書き続けてきたフリーライターは語る。
「まだ疑惑の段階ですが、傷害の被害届が受理されるようなら“アウト”でしょう。巨人はずっと『紳士たれ』というスローガンを掲げてきましたが、一昨年の賭博騒動で一気にダーティーなイメージが強くなりました。コンプライアンスが厳しく問われる今、泥酔した挙げ句に暴力を振るうというのはイメージが悪すぎます。これが生え抜きのスターだった場合、球団もなんとか選手を守る方向に走るでしょうが、もともと“外様”に冷たいのも巨人の伝統です。事件化するようならスッパリ切るでしょう」
ただし、現時点(19日13時時点)では情報が錯綜しており、「すぐに署員が現場に駆けつけたが『被疑者は立ち去ったあとだった』」「被害届によると、けがの程度は全治2週間」(いずれも東京スポーツより)といった情報もあるが、この手のトラブルは最終的に示談で終わることが多い。もしそうなれば、巨人は今回の問題をどう終わらせるのか?
「巨人は今シーズン、山口のほか、北海道日本ハムから陽岱鋼を、福岡ソフトバンクから森福允彦をFAで獲得しましたが、3人とも満足のいく成績を残していません。そんな今、山口をクビにすると、ファンの怒りが山口から球団全体に向かいかねません。だから『示談→謹慎』という形が巨人にとってはベストでしょう。何せ、今季の巨人はすでに優勝は絶望的。山口が欠けても痛くもかゆくもありません。山口本人に求められるのは、とりあえず“火消し”としての謝罪会見です。山口は昨年FA宣言をした際、『プロ野球選手としての評価を聞きたい』と言いながら涙を流した過去の持ち主。ここも“号泣謝罪会見”でしょうね。丸坊主にしている可能性もあると思います。ただ、もともとメンタルに課題がある山口なので、ヤジられた時などに対処できるかどうか、復帰しても悩みは尽きないでしょうね」(同上)
今シーズンも踏んだり蹴ったりの巨人だが、今回の一件で高橋由伸監督の眉間のシワはますます深くなりそうだ。
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