600ボルトのビリビリショックで死の危険も! 中国で「つまようじボーガン」に続く危険玩具がブーム
#中国 #海外ニュース
空き缶を貫通させるほどの威力を持つ「つまようじボーガン」が、中国の子どもたちの間で流行していることについては本サイトでもお伝えしたばかり(記事参照)。この玩具はその後、複数の地方政府が販売を禁止したことなどから、ブームは下火になってきている。
そんな中、新たな危険玩具が問題になっている。
「人民日報」(7月12日付)によると、「電流遊び」なる危険な玩具が、中国の小学生の間で流行しているというのだ。
外見はガムやチョコレート、ボールペン、ミニガンに似せて作られており、知らずに触れるとビリビリと電気ショックが走るというシロモノで、日本にもよくあるいたずらグッズだ。
同紙によるとこの玩具は、主に小学校周辺の文房具店で安くに販売されていることから、つまようじボ−ガンに次ぐブームとなっているという。ところがこの玩具には、あるまじき危険性が潜んでいることが明らかになった。電圧計を使った実験で、瞬間的に600ボルトの電圧が発生することがわかったというのだ。
実験に参加した広西工業職業技術学院のスタッフは、「瞬間的とはいえ、600ボルトの電圧が子どもの体を流れることは非常に危険で、心臓に疾患がある場合、ショック死の可能性もある。保護者は注意が必要」と、その危険性について警告している。
この玩具の注意書きには、英語で「14歳以下の児童及び50歳以上の成人が使用した場合、医学的疾患を引き起こす恐れがある」と、申し訳程度に小さく記載されているのだが、実際にはなんの歯止めにもなっていないだろう。
それにしても、中国の子どもたちの間でかくも危険で攻撃的な玩具が相次いで流行していることは、一体何を意味しているのだろうか……?
(文=青山大樹)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事