「このハゲーーー!」よりスゴイ!? 自民党議員の“パワハラ音声”マスコミへの持ち込みが続出中!
#政治 #自民党
正気とは思えない絶叫暴言・暴行が大問題となり、自民党に離党届を提出した豊田真由子衆院議員について、タレントのヒロミが出演番組で「録音ばやりになる」との予測を示したが、すでに週刊誌などには続々と第2、第3のパワハラ音声が持ち込まれている。
ある週刊誌の編集部には、問題が報じられた6月下旬以降、4者のパワハラ被害者から生々しい現場録音の情報提供があった。うち2件は、政治家による怒鳴り声。残りが企業内で上司による叱責だった。
編集者によると「政治家の方は、確かにパワハラだと受け取れるものですが、豊田議員ほどのインパクトはなく、今すぐに表にしても話題にはなりにくいから、もう少しじっくり取材することになっている」と、現時点では記事化が保留されているという。
豊田議員の問題では、発覚直後に自民党の河村建夫元官房長官が、「男性の衆院議員なら、あんなのはいっぱいいる。あんなものでは済まない」と発言しているが、事実、前述2件のパワハラ政治家も自民党所属の議員であり、同党内には似たような“モンスター議員”がたくさんいるようなのである。
豊田議員は運転中の秘書に対し「お前の娘がさ、強姦通り魔にあったらどうする?」「死ねば! 生きてる価値無いだろ、もうお前とか」「鉄パイプでお前の頭を砕いてやろうか!」などの暴言を大絶叫した上、暴行までしていたが、河村議員の言う通り「あんなものでは済まない」というのなら、これより凄まじいパワハラが日常的に存在するわけだ。
「だから今後に期待、とメディア的には思ってしまいますけどね。でも、こうも早く音声が寄せられたのは、その河村発言の影響も大きいですよ。何しろ、あの発言で記者たちが色めき立って、あちこちの秘書たちに『音声があれば買う』と連絡していましたからね。そういった話が広がって『こんなのもあります』という持ち込みが増えているんです」(同)
前出編集部に持ち込まれた政治家のパワハラ音声のひとつは、20代男性の政治家が連絡のミスなどについて40代の男性秘書を叱責。その口調自体は穏やかだが「あなたの知能は女子高生以下」「嫁がかわいそう、あなたみたいな人と結婚して」という、精神的ダメージを与える発言内容が含まれているという。相手を見下し、家族のことにまで言及するのは、豊田議員とも共通する部分だ。
「もっとも、取材をしていて、偉そうな政治家というのは自民党議員に限ったことではなく、たくさんいますよね。でも、特に最近は安倍一強なんてもてはやされてきた自民党の驕りで、議員の横暴に拍車がかかった感じもします。いずれにしても、他にもモンスター議員がいくらでもいるってことで、豊田議員の話が落ちついた頃に似たような音声のスクープを出したいところ。そうなると、政治家の方も秘書が録音していないか確かめてから怒鳴るようになるかもしれませんけどね」(同)
日刊紙の政治部記者によると「パワハラで多いのは元官僚などのエリートや元マスコミ関係の議員」だという。豊田議員も東大法学部を経て厚生労働省のキャリア官僚となり、夫も国土交通省に勤めるというスーパーエリート。こういうタイプの政治家の秘書には、すでに各種メディアから取材依頼が届いているかもしれない。
(文=片岡亮/NEWSIDER)
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