出演女優がイジメ告白も……呪われた作品? TBS『天までとどけ』が黒歴史の“アノ人気俳優”とは
#TBS #竹内力
2009年に女優を引退した若林志穂が、彼女の代表作となる『天までとどけ』(TBS系)で、スタッフや他の出演者にイジメられていたことを告白したインタビューが「週刊女性」(主婦と生活社)に掲載され、話題となっている。1999年のシリーズ終了後には、三男・公平役の俳優が突然亡くなる悲劇もあった同作だが、もうひとつ、知る人ぞ知る逸話がある。
13人きょうだいの丸山家を描いた『天までとどけ』は、昼ドラマながら20%近くの視聴率を稼ぐなど大ヒットし、1991年から99年まで全8シリーズが放送された。
13人+両親が織り成すドタバタを描いた、ほのぼのとしたストーリーだけに、若林の告白はショッキングだったが、同作への出演を本当に“黒歴史”にしているのが、大物俳優の竹内力だ。ドラマウォッチャーが語る。
「竹内はパート1に正木先生役で出演しており、ストーリーの鍵を握る重要な役を演じています。正木先生は若林演じる待子の担任ですが、ストーリーは『待子が正木先生に告白し、卒業を待って2人が結婚する』というもの。これを聞いた父親(綿引勝彦)は激怒しますが、めでたく結婚するところでパート1は終わります」
その後、『天までとどけ』は8作も続いたのだから、竹内もなんらかの形で出演していそうなもの。ところが竹内は2作目以降、まったく出演していない。
「正木先生と待子は、『結婚後、アフリカに行く』という設定になっていたのですが、パート2で、いきなり『アフリカで事故に遭って死んだ』というストーリーになり、待子はあっという間に未亡人になってしまいます。パート2が放送されたのが92年で、竹内の代表作となる『ミナミの帝王』シリーズが始まったのが92年。竹内演じる正木先生は、さわやかな教師という設定だったので、『ミナミの帝王』とイメージが180度異なるということで、急遽亡くなるストーリーになったんでしょう。竹内は、武田鉄矢&浅野温子で大ヒットした『101回目のプロポーズ』(91年)にもイケメンバイオリニスト役で出演するなど、さわやかな役が多い俳優だったのですが、90年代前半でVシネの“コワモテ路線”に活路を見いだしたんです」(同)
そのコワモテ路線で大成功を収めたのだから、この選択は大正解。ただ、作中の話とはいえ、“元嫁”の若林の告白を、竹内はどう受け止めたのだろうか?
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